6月コラム　今　子どもと共に

　雨の合間に差し込む日差しの暖かさに、初夏の訪れを感じるようになりました。今年も、駐車場の片隅の紫陽花の花が色鮮やかに咲き始めました。登園時、紫陽花を見ながら親子で会話をしている姿を見かけ嬉しく思います。
　先月は、幼児クラスの親子遠足にたくさんの方がご参加くださりありがとうございました。日頃、仕事と育児で忙しいお家の方も、子どもとゆったりと過ごせたのではないでしょうか。遠足後にきりん組とぞう組の子どもたちが描いた絵には、バスに乗ったことや、お弁当を食べたことや、お家の方や友達と遊んで楽しかった時の思いが掛かれていました。保育室に飾ってありますのでぜひご覧になってくださいね。
　さて、桜ヶ丘には、ＰＰＫ（パパ会）と呼ばれるお父さんの会があることをご存じでしょうか。今から3年前に桜ヶ丘の男性保育士4名が中心となり、「お父さん同士が、話す機会を作りたい」「子どもと一緒に遊びを楽しみ、家庭でもお父さんと出来る遊びを知ってもらいたい」「お父さんたちのアイディアや力をお借りして園での子どもの生活を豊かにしたい」の3つの思いで始めました。今年度1回目（5月）は、親子で身体を使った遊び・木工遊び・母の日のプレゼント作り（サプライズ）を企画しました。木工遊びでは、2歳児のA君は、自分で廃材の木材を選び、夢中になって積み重ねて楽しんでいました。その姿を隣でお父さんは温かいまなざしで見ていました。B君のお父さんC君のお父さんは、今回はお家でお留守番をしている乳児クラスの下のお子さんにも作っていました。優しいですね。お父さんたちは、木工遊びをしながら子どものことばに耳を傾け共感したり「すごいなぁ」とほめていました。子どもは『今』この乳幼児期に一緒に遊んでくれるお父さん（人）のことを、今以上に大好きになると思います。子育てを楽しんでくださいね。次回PPKは、6月22日（土）清掃奉仕の後に、かんぽっくり作りを企画しています。お父さんたちがつながる場となることでしょう。ぜひご参加ください。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　太田康子