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10月コラム 思いやり

思いやり

 10月に入り、日差しは多少強いものの吹く風はすっかり涼しくなり、秋の気配を感じるようになりました。先日、園がある白昭地区の敬老の集いがあり桜ヶ丘からも数名のご家庭に参加いただきました。子どもたちは、前に出ると最初は緊張していましたが、手遊びやダンスを踊ると自然と笑顔になり、見ている方も手拍子をして楽しんでくださいました。そして、シニアクラブとの交流に毎回来てくださる方を見つけると「〇〇さん」と子供から声を掛ける姿を見て、つながりが出来ていると感じられました。ご招待してくださった地域の方、温かさや地域の良さに触れる機会をありがとうございました。感謝しています。
 今月は「わんぱくひろば」があります。子どもたちは、走る・投げる・引っ張るなどを取り入れた運動遊びを楽しんでいます。先日都田南小の校庭で、異年齢グループ(3, 4, 5歳児)で、棒運びゲームをしている時のことです。1本の棒を3人で運びコーンをまわるのですが、一人ひとりの走るスピードは異なるのでお互いに相手のことを気にかけないと、棒を持たないでスタートしたり、転んだりハプニングが起きてしまいます。5歳児のA君は走りながら時々両サイドの子の姿を確認していました。5歳児のB君はコーンを回る時にスピードを少し落として調整していました。5歳児の子どもたちは回数を重ねる度に自分より小さい子を気遣う姿が見られるようになりました。当日は、勝ち負けだけではなく、子どもたちの相手を思いやる姿を見ていただけたらと思います。また、保護者のみなさんも親子で運動遊びや触れ合い遊び(0,1歳児)を楽しんでください。
 いよいよ10月から「幼児教育・保育の無償化」が始まります。子育て世帯の経済的負担を和らげるものですが、待機児童解消や保育士不足など課題が残されています。保育の制度は変わっていきますが、子どもの為になっているか、私たち保育者に求められている事を考え保育士の専門性を高めていきたいと思います。           太田康子