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11月コラム 命を守る

命を守る

 木々の葉の色が色づき始め、吹く風も冷たさを感じる頃となりました。給食室入口近くにある紅葉の壁面には気がつかれましたか。4歳児の子どもたちが、保育者の腕と手の平を木と枝に見立て、絵の具を使って描きました。秋が感じられます。さて、先月の『わんぱくひろば』には、ご家族皆様でご参加いただきありがとうございました。0・1歳児クラスは、園舎のホールにて、普段園で遊んでいる遊びを紹介し、親子で触れ合い遊びの楽しさを感じてもらいました。幼児クラスと2歳児クラスは、良い天候に恵まれ初めて都田南小の校庭で、身体を動かし運動遊びを楽しむことができました。異年齢の関わりの中では相手の事を考えて取り組む姿や協力する姿が見られました。また、嬉しい思いや悔しい思いをした子どもたちもいたかと思います。行事を経験して成長していく子どもたちの事をこれからも保護者の皆様と共に考えていきたいと思います。
 全国的に深刻な被害をもたらした台風19号。県内にも初めての「大型特別警報」が出されるなど、気象庁もこれまでにない対応をとり警戒を呼びかけました。桜ヶ丘でも、当日土曜保育ご利用予定のご家庭に、家庭保育や早迎えのお願いをしました。ご理解とご協力をいただきありがとうございました。園に被害はなかったのですが、県内で犠牲になった方は3人。全壊、半壊、浸水被害など建物の被害は約3400棟で、各地で復旧作業が続き2週間以上たった今も深い爪痕が残っています。ある新聞に小山町の特別老人ホームでは、2階建ての施設の1階に、裏の沢から大量の土砂が流れ込みましたが、職員の方の呼びかけや臨機応変の対応で、素早く2階に避難し入居者全員が無事だったことが掲載されていました。このことから、子ども、保護者、職員すべての命を守ること、地域でなにがおこりうるかを平常時から確認した上で、想定外への心構えと臨機応変な対応が災害時には大切ということを痛感しました。ご家庭でも子どもさんと災害時の対応など話してくださいね。そして、被害にあわれた方の一日も早い復旧を祈りたいと思います。                             太田康子