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10月コラム「体幹を鍛える」

「体幹を鍛える」

涼しい秋風に、高く澄んだ空。大きく深呼吸したくなるような、気持ちの良い季節がやってきました。食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、みなさんはどのような秋を過ごしますか?
先日、園内勉強会にて、『きのいい羊達』の山本源太郎先生を講師に迎え、「体幹について、発達をおさえたうえで簡単にできる運動遊び」をテーマに講話の中に実践も交えての学びの時間を持ちました。(源太郎先生は学生時代に、桜ヶ丘で保育のアルバイトをしていたご縁のある方です。)勉強会を行ったきっかけは、日頃子どもたちが椅子に座って食事をする時の姿を見て、姿勢が悪くなるのは、椅子と机の問題なのか、それとも体幹が鍛えられていないことが原因なのか。私たちが、保育の中で出来ることはないかと思う気持ちからでした。『体幹』とは、頭と手足を除いた胴体の部分であり、体幹が鍛えられているかどうかの見極めは、姿勢や逆上がりがわかりやすいとおっしゃっていました。背筋を伸ばして正しい姿勢で話を聴く子は運動ができる子が多いとのことでした。ここで、いくつか源太郎先生に教えていただいたことを皆さんにもお伝えしたいと思います。乳児期(0,1,2歳)は、全身を曲げる力(特に手の力の入れ方)やいろんな姿勢に慣れる(逆さになるなど)膝のクッションを使うことが大切であり、具体的には、親子のふれあい遊びの中が(横向きゴロゴロ・でんぐり返し・腕ブランコ・一歩で行けるかなジャンプなど)おすすめの遊びです。3歳児以上は、9つの基礎運動機能(①屈曲力②伸展力③回転感覚④力の伝達⑤重心移動⑥バランス感覚⑦リズム感⑧足腰づくり⑨柔軟性)を意識して運動遊びを取り入れるとよいそうです。私たちは、運動遊びに着目し、毎朝の体操やサーキット遊びを保育の中に取り入れています。サーキット遊びは、いろんな運動を短時間の間にたくさん体験でき繰り返し行うことで身につきます。時には跳び箱やマットなどの道具だけではなく、机やはしごや縄や滑り台なども工夫して遊びに取り入れて、子どもの発達段階を考慮して内容を考えています。これからも体幹が鍛えられる遊びを取り入れていきたいと思います。
今月は、2歳児と幼児クラスで『わんぱくひろば』を行います。この行事では子どもたちが日頃保育の中で行っている運動遊びを親子で身体を使って楽しみ、子どもたちのがんばっている姿を応援していただきたいと思います。本来ならば、ご家族で参加していただき、子どもたちの姿を観ていただきたいのですが、今回はコロナウイルス感染予防の為、時間を短縮、テントに限りがあり密を避ける為に保護者の人数制限をお願いしました。皆さまには申し訳なく思いますが、ご理解とご協力をお願いいたします。