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12月コラム「子ども自身が考える」

「子ども自身が考える」

寒さが少しずつ厳しくなり、本格的な冬の訪れを感じる頃となりました。こども園では、12/1からアドベント(クリスマスを待つ期間)を迎え、子どもたちと1回目の礼拝を守りました。(乳児クラスは、明日になります)そして、礼拝の中で、クランツの4本のろうそくのうち1本目に火を灯しました。もみの木にも、トップスターとリンゴとダビデの星が飾られました。これから、子どもたちとクリスマスにちなんだ絵本を読んだり、飾りをつくったりしながら、心穏やかにクリスマスを楽しみに待ちたいと思います。
さて、こども園では、ルールが理解できるようになると集団遊びをします。保護者の皆さまは子どもの頃、幼稚園や保育園でどんな遊びをしたか覚えていますか?先日3歳児・4歳児・5歳児の子どもたちがトランプ遊び(5並べ…5を中心に1から10を並べる)を3人一組でしました。最初に、保育者が簡単にルールを説明し、遊びの中でルールが理解されていないと感じてもそのままにして子どもたちに任せてやってみました。3歳児の子どもたちは、数字は漠然とわかるようですが、自分のカードを机の上に裏のまま置き、思いのままにカードを出していました。ルールが遊んでいくうちに変わってしまいましたが、A君は笑顔で「楽しい」と言いながら遊んでいました。4歳児の子どもたちは、カードの持ち方は、手で持ったり、机に置いたりそれぞれでしたが、数字とマークの数を確認しながら正確にカードを出していました。5歳児の子どもたちは、ルールを理解して、自分のカードを分類して持ち、今回は勝負をすると言うより協力しながらゲームを楽しんでいましたが、子ども自身が、『勝ちたい』と思うようになった時には、戦略を考えていくと思います。今回は年齢ごとの発達の違いをみるために同じルールにしましたが、今後は発達段階にあった遊びのルールにして継続的に遊びを行い、子どもが自分で答えや方法を見つけていけるようにし、大人とは発達的に違う考え方やとらえ方をする子どもの主体的な遊びを重視し、子どもがより自分で考えられるように援助していきたいと思います。
今年も残すところわずかとなりました。この1年は、新型コロナウイルス感染が私たちの生活や働き方、社会に大きな影響を与え、こども園でも職員間で話し合いと工夫を重ねてきました。困難や不安を覚える中であっても神さまの導きを信じて祈り、子どもたちの日常が守られていることに感謝したいと思います。