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2月コラム「生活や遊びから学ぶ」

「生活や遊びから学ぶ」

 暦の上では、『立春』を迎えますがまだまだ寒い日が続いています。先日は、マラソン大会(幼児クラス対象)にご参加いただき温かいご声援をありがとうございました。保護者の皆様には、コロナウイルス感染症を心配する中、開催にご理解とご協力をいただき、子どもたちはマラソンを通して自分の目標に向かって頑張ることや、友だちと一緒に走る楽しさを経験することができたことに感謝いたします。
 さて、桜ヶ丘では例年1月に、はがきのやり取りを楽しむ「ゆうびんごっこ」を行っています。これは、お正月に年賀状のやりとりをする日本の文化を大切にしたい思いと、はがきを書くことで文字や絵に興味をもつ、きっかけとなって欲しいと思う願いもあります。乳児クラスの子どもたちは大好きなおうちの方に絵を描いて嬉しそうにポストの中に入れていました。4歳児クラスのA君は、はがきを書くことがきっかけでお母さんと練習をして名前がかけるようになったとおたより帳から教えていただきました。5歳児のB君は、担任の書いた文字をなぞったり、仲の良い友だちが書く絵や文字を同じように書いているうちに、字に興味を持ちはじめ読んだり書いたりすることができるようになりました。興味を持った時に吸収する力は驚くほどです。
幼保連携型認定こども園の教育及び保育において「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」10項目のひとつに「数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚」があることを皆さんはご存じですか。こどもたちは、生活や遊びの中で考え、知識を得ていきます。私は、友だちと一緒に行うことが相乗効果にもつながっていると思います。日々の保育の中で、数量や図形、標識や文字などに親しむ体験を重ね、こどもの伝えたいという気持ちを受け止め、遊びや生活の中で子ども自身が必要と感じるよう文字への興味・関心・感覚を深めていきたいと思います。
 1月末日に、1階ホールの南東の一画を3歳児クラスの保育室としてパーテーションと棚で仕切りをつける工事をしました。これは、新型コロナウイルス感染予防として3蜜を避け、子どもたちがより安全にすごせるように環境を整えました。ご報告いたします。