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6月コラム「運動遊びを楽しむ」

「運動遊びを楽しむ」

 6月を迎え梅雨の気配を感じる季節となりました。先日駐車場の片隅の紫陽花が花を咲かせたことをご存じでしょうか。今から5年前の花の日に、ある保護者の方に挿し木をすれば根がはることを教えていただき現在の場所に土を入れて数本挿しておきました。うまくいかなかったものもありましたが、今年も色鮮やかに大きく立派に育った様子を見て『生長』を職員で喜んでいます。また、神さまが与えてくださる雨や太陽の光の恵みに感謝することも忘れずに過ごしたいと思います。
 さて、4歳児の子どもたちがホールでサーキット遊びをしていたので様子を見に行きました。すると担任が「Aちゃんが、逆上がりができるようになりました」と教えてくれました。Aちゃんに、「すごーい!見せて」と声を掛けると逆上がりをやってみせてくれました。私が拍手をして「素晴らしい!頑張ったね」と言うと、できるようになったことが嬉しくて自信に満ち溢れた表情をしていました。その後、周りにいた子どもたちも「つぎは、わたしも見て」と逆上がりや前回りや足抜き回りなどできるようになったことを見せてくれました。しかし「やってごらん」と言っても「こわい」「できない」と挑戦することを拒んでいる子どももいました。恐怖心を取りはらい、運動遊びの楽しさや体を動かすことの気持ちよさを感じてもらいたいと思いました。
5月末に職員の園内研修にて、きのいい羊達の山本源太郎先生を講師に迎え、『体幹を鍛える運動遊び』をテーマに講話の中に実践も交えて具体的な遊びを教えていただき学びの時間を持ちました。「逆上がり」に関するお話の中で、「体育指導の中では逆上がりを卒園までの目標、ひとつの目安として考えています。逆上がりができる子は多くの運動に対応できるケースが多く、逆上がりが苦手な子は運動全般が不得意であったり、運動にマイナスイメージを持っている子が多い傾向にあります。また、小学生になってからでは、体が大きく重くなりすぎているのでできるようになるまでが非常に大変です。体が軽くて小さい幼児期のうちに逆上がりに取り組むことによってスムーズに習得して欲しいと思っています」とおっしゃっていました。日常の保育の中で発達段階にあった運動あそびを取り入れて遊びを楽しんでいますが、今年度は源太郎先生に子どもたちに体操教室(幼児クラス対象に年3回)をお願いしています。楽しみにしていてくださいね。