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7月コラム「くやし涙」

「くやし涙」

 園内の笹の葉に、たくさんの願い事や笹飾りが揺れています。短冊には「〇〇になれますように」など一人ひとりの願い事が書かれ、飾りには子どもの足型を使ったり、折り紙を折ったり、クレヨンで描いたりクラスごとに工夫して発達段階も感じられます。送迎の際に是非ご覧になってくださいね。
 さて、先日きのいい羊達の山本源太郎先生(愛称はゲンちゃん先生)を講師に迎え4,5歳児クラスを対象に体操教室を行いました。今年度より子どもたちに、「運動遊びを好きになってほしい」「体幹を鍛える運動遊びを楽しんでほしい」「できるようになる経験を通して達成感や満足感を味わってほしい」などの願いをこめて始めました。ゲンちゃん先生のテンポよく元気な声や動きに子どもたちは自然に引き込まれて鉄棒や跳び箱に挑戦していました。転んで泣けてしまったAちゃんは、少し休み「もう大丈夫かな」と励ますと自分から戻り遊び始める姿に成長を感じました。4歳児の子どもたちが、最後に集団遊び(しっぽ取りゲーム)をしました。ルールは『①バンダナをしっぽにして、2チームに分かれる。②「よーい・どん」でお互い取り合う。③取られた子は枠線の外にでる。④最後に残った1名が勝ち。』様子を見ていると、パッと素早く動きしっぽを狙っている子。取られないように、枠の隅でジッと動かずしっぽを守っている子。様々な姿が見られました。最後の2人になった時には、みんなで「がんばれ、がんばれ」と声援を送っていました。決戦の結果B君がしっぽを取りC君が負けてしまいました。すると、C君が「うわーん」と激しく泣けてしまいました。私が「C君は悔しかったんだね」とC君の気持ちに寄り添い言葉を掛けると、大きくうなずき泣きやみました。しっぽ取りを通して、勝った負けたの嬉しさや悔しさを体験することが出来ました。4歳児になると、ルールを守ると楽しく遊べることがわかり、勝敗のある遊びを楽しみ友だちと作戦を立てて遊べるようになります。そして、5歳児になると自分たちでルールを考えたり発展させたりして遊んでいきます。しっぽ取りのルールは年齢によって変えて遊びます。
今回の体操教室をきっかけに園庭で逆上がりを頑張っている子どもたちの姿をよく見ます。“やればできる!がんばれ!がんばれ!”