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 幼い頃の心に残るあそび体験

6月に入り、梅雨の時期を迎えました。
園庭でカタツムリを見つけた子どもたち。早速、給食室からニンジンの皮をもらってきて与えてみたところ、ウンチは黒色。子どもたちはオレンジ色のウンチをすると思っていたのです。さて、食べるものによって本当にウンチの色は変わるでしょうか。昨日は赤色と黒色の『ツマグロヒョウモン』(チョウの一種)の幼虫を見つけ、子どもたちは夢中になって図鑑で調べ、職員(保育教諭)も私も興味津々。子どもたちの飼育活動は続きます。

5月には4、5歳児クラス対象で親子遠足を行いました。遠足の前に園内でお菓子屋さんを開き、子どもたちは50円(紙のお金5枚)を持って、親子で100円分の好みのお菓子を購入。遠足の日が待ち遠しい子どもたちでした。
当日は親子で手をつないでかぶと塚公園まで出かけ、縄とびを使った親子遊びやウォークラリーを楽しみました。嬉しかったのは親御さんが皆さん真剣に、お子さんと一緒に虫探しやシロツメ草やタンポポの指輪やブレスレットさらに笹舟作り等を楽しんでいたことです。アンケートには親子で過ごした時間の中で、保護者の皆様が感じたことがたくさん寄せられました。感謝の言葉もいただき、私たちの次への活力にもつながりました。仕事の調整等をありがとうございました。下記にその一部を紹介させていただきます。
縄とびを使って綱わたりや縄とびを丸く輪にして手押し相撲も楽しみました。「縄とび一本で色々な遊びが楽しめて、家でもやってみるきっかけになった」「しっぽ取りは、親子1対1でも集団でやると面白さが増して楽しめた」「大人も本気でやることで子ども自身も悔しい、楽しいが感じられたようで、いい運動になった」「楽しそうでいつも園でやっている様子が想像できた」手押し相撲では「力がついてきたのを感じた」さらにウォークラリーでは「遊具には目もくれず、真剣に探したり、友だちと情報交換したり一緒に探したり、みつけたものを見せ合ったり、友だちとの交流を見ることができ、成長したなと思った」「今後は公園あそびも遊具だけでなく、自然に目を向けて遊ぼうと思った」読んでいて涙が出たのは「仕事をしていると平日の昼間に子どもと公園で遊ぶことがほぼない生活でしたので、久しぶりにゆっくりと時間を気にせず、子どもと向き合って手をつないでいれた気がして、嬉しかった。あとどれくらいこの子は手をつないでくれるだろうと思うとさらに貴重な時間でした」「シロツメ草の指輪作り、四葉のクローバー探しなど子どもの頃によくやったのに忘れていた遊びをまた体験でき懐かしかった」また人生で初めての四葉のクローバーでしたと話された保護者の言葉も印象に残りました。その他、掲載しきれないアンケートを寄せていただき本当にありがとうございました。
子どもが心動かされることは、大人も感動をもらうことも度々です。保護者にも子ども時代があり、童心に返って本気で親子の時間を使うことで、思い出深いあそび体験として子どもの心にしっかりと残ります。身近な自然は学びの宝庫です。自然の素晴らしさをもっともっと身近に感じられるように教育保育環境を整えていきたいと考えています。
園長 永島弘美