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5月の聖句

「主よ、お話しください。僕(しもべ)は聞いております。」
サムエル記上3章9節より


聖隷三方原病院   池谷明高
この四月から聖隷三方原病院のチャプレンとして遣わされました。どうぞよろしくお願いいたします。音楽、文学、美術が好きで、バッハに取り組むこと(ピアノ、オルガン、ヴァイオリン、トランペット)を日課としています。料理やフラワーアレンジメント、語学も楽しみの一つです。さて今月の聖句は祈りについて教えています。祈りは自分の思いから離れるためにあります。『星の王子様』の中に、「大切なものは目には見えない」という言葉がありますが、神さまも、神さまの働きも目には見えません。大事なことは、自分が神さま(自己中心、自分第一)にならないことです。見えない神さまの働きに目を向ける時、自分を支えてくれるまわりの人の存在、またその思いに気づくことができます。自分の思いにとらわれて、自分を一番にしないために祈りが与えられているのです。自分が欲しいものではなく、自分にとって一番必要なものが与えられることが分かります。自分の思いを少しわきに置いて、心に場所が、余裕ができると、人の思いを受け入れ、また人の言葉を聞くことができるようになります。そして人の思いが生きるとき、自分の思いも、自分自身も生かされるのです。こどもたちの言葉を、思いを、喜んで聞き受け入れる者でありたいと願います。