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聖隷(せいれい)横浜病院は、2003年3月の国立横浜東病院の経営移譲により、社会福祉法人 聖隷福祉事業団が運営している横浜市保土ヶ谷区の中核的医療機関です。

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甲状腺腫瘍の治療

甲状腺腫瘍の治療についてのご案内です。


甲状腺腫瘍の治療について

甲状腺疾患には、ホルモンのバランスが崩れる内分泌疾患と、しこりができる腫瘍性疾患に大きく分かれます。当科では、後者の腫瘍性疾患の診断と治療を行っております。
甲状腺腫瘍性疾患は、自覚症状がほとんどなく、健康診断や他の検査で偶然発見されることが多いです。
診断には、甲状腺ホルモンの測定、超音波検査(エコー)、CTなどを行います。甲状腺腫瘍の良性か悪性かの診断には、『頚部甲状腺穿刺エコー』外来にて、エコーガイド下に、細い針で腫瘍の細胞を吸引し、精査します。細い針で細胞を取るため、検体量が少なく診断できないこともありますが、約85%が診断できております。
また、甲状腺の腫瘍性疾患のなかでも、甲状腺のう胞であった場合、『エタノール局注療法』といって、のう胞内にエタノールを注入することで、手術をせずに腫瘍を消失させることができます。
当院は甲状腺エタノール注入療法認可施設です。
これらの治療も、『頚部甲状腺穿刺エコー』外来にて行っております。


手術について

甲状腺も含めた頚部の腫瘍の手術も積極的に行っております。

甲状腺手術: 甲状腺腫瘍は、悪性では甲状腺乳頭癌が最も多く甲状腺内に限局しているものであれば手術で摘出すれば生命予後は良好です。 手術としては、頸部正中を切開し腫瘍を摘出します。甲状腺の裏面には反回神経が走行していますので術中しっかりと同定し温存します。入院期間としては、5日間位です。

耳下腺手術:唾液腺の腫瘍は、病理が難しく手術により摘出し病理を確定することが必要です。耳下腺は、その間に顔面神経が走行しており、そこで浅葉と深葉に分かれています。そのため、顔面神経を温存することが非常に重要です。手術は、顔面神経を温存し、腫瘍を摘出します。深葉である場合は、顔面神経を温存しながら、その間より腫瘍を摘出します。特に当院で手術する患者さんは耳下腺深葉腫瘍、副咽頭間隙腫瘍など他院で手術が困難である患者様の紹介が多いです。入院期間は、1週間程度です。

その他、顎下腺摘出術、頸嚢摘出術なども行っております。

頚部のしこりが気になる患者さんは、耳鼻咽喉科一般外来を受診して下さい。必要に応じて、火曜日午後の『頚部甲状腺穿刺エコー』外来を予約します。『頚部甲状腺穿刺エコー』外来は、当科の大田医師、三好医師とともに、甲状腺のホルモンバランスが崩れる内分泌疾患を担当する内分泌・糖尿病内科の神谷医師とともに行います。


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