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こどもの便秘に対する治療

更新日:2020年5月20日

お子さん、便秘ではないですか? おしりのことで困っていませんか?


はじめに

まずはお子さんの便秘チェックをしてみましょう。以下の項目に2つ以上当てはまったら便秘症の可能性があります。

□ うんちの回数は1週間に2回以下
□ うんちをもらしてしまう、または下着についてしまう(少量のうんちが頻繁に出る)
□ うんちがたくさんお腹にたまっている
□ うんちが硬い、あるいは出すときに痛みがある、出血する
□ うんちを我慢してしまう
□ トイレが詰まるくらいの大きなかたまりのうんちが出る
便秘は、「よくあることでたいしたことではない」と考えられることが多いですが、とんでもありません。きちんと治療しないと、どんどん悪循環に陥り、取り返しのつかないことになります。また、実は大きな病気が隠れているという可能性もあります。

血の付いた便が出ませんか?

うんちをした後に、トイレットペーパーに赤い血が付いたりすることはないでしょうか。便秘症で硬い便が出やすい子は、肛門に傷ができたり(裂肛)、腫れ物(痔核)ができたりします。また息むクセがつくと、おしりから赤い粘膜などが飛び出してくることもあります(脱肛)。これらは治りにくく、またお子さんはおしりをとても痛がることが多いため、ますますうんちを出すのがイヤになります。そしてますます便秘症が進んでしまうのです。このような悪循環に陥ってしまうと、とてもやっかいなことになります。

病気の種類

鎖肛(さこう)

おしりの位置が生まれつきズレていて、うんちが出にくい子がいます。これは鎖肛(さこう)という病気で、手術で治してあげないと良くなりません。早く見つけてあげないと、重篤な便秘症になって取り返しのつかないことになってしまいます。

ヒルシュスプルング病

生まれつきおなかの腸の神経が異常をもっていて、うんちが出にくいという子がいます。これはヒルシュスプルング病という病気で、これもお子さんがどんなに頑張ってもうんちは十分に出てきません。治療は手術で治すしかありません。これも早く検査して見つけてあげないと、非常に重篤な状態になってしまいます。

気になったら迷わず、すぐに受診を!

当院ではまずお子さんの様子と近況を詳しく聞かせてもらいます。そしてレントゲン検査や超音波検査などの画像検査を行いながら、まずはおなかの中にうんちがたくさん溜まっているかどうかを調べます。もしもその時点でうんちがたくさん溜まっている場合には、まずはおなかのうんちをきれいにします。
うんちをきれいにするには、数日から数週間外来に通っていただく場合もあれば、重症のときは一度入院して、時には手術室でうんちを取り除く処置をするときもあります。
一度うんちがきれいになったら、今度はうんちを貯めにくいように習慣づけていきます。場合によってはお薬が必要になります。
また、検査の結果、生まれつきの異常がありそうなお子さんは、さらに精密検査を進め確定診断をし病気の診断がついた場合には手術で治します。
お子さんのうんちについてそこまで気にしてなかったという方は結構いるのではないでしょうか。お子さんのうんちの様子を知ることはとても大事なことです。治療が遅れるとお子さんやご家族にとっても、とても辛いことになります。少し気になるくらいでも大歓迎ですので、一度当科へご相談ください。