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ホーム  > 病院案内  > 高度専門医療・低侵襲治療  > PVP(光選択的前立腺蒸散術)

PVP(光選択的前立腺蒸散術)

更新日:2020年12月11日

当院では、2013年から内視鏡レーザー機器を用いた前立腺肥大症手術を行っています。この手術は、PVP(光選択的前立腺蒸散術)と言い、尿道から内視鏡を挿入し電気メスで患部を切除する方法より、からだにやさしい手術です。
この度、内視鏡レーザー機器の上位機種(GreenLight XPS)への更新を行いました。従来の機器に比べ、より大きな患部にも対応できるようになりました。静岡県内では初めての導入です。


泌尿器科のページはこちら


聖隷浜松病院チャンネル「白いまど」で公開している動画『泌尿器科「診療のご紹介」』で紹介しています。
「泌尿器科」診療のご紹介【聖隷浜松病院】(白いまどNo.438) はこちら (外部サイトの動画該当部分に移動します)

症状について

肥大した前立腺が尿道を圧迫することによって尿の流れが妨げられ、排尿困難、残尿感、頻尿、尿もれなどの症状を引き起こします。男性の約80%が、80歳になるまでに発症すると言われています。

治療について

治療の選択肢としては、薬による治療や手術療法があります。当院で行っているPVP(光選択的前立腺蒸散術)は、“グリーンライトレーザー”とよばれる特殊なレーザー光を照射し、尿道を圧迫している前立腺の肥大部分を蒸散(蒸発)させることで尿路のつまりを取り除く手術です。

治療のメリット

この手術方法は、電気メスを用いる従来の手術方法と同等以上の効果・有効性が得られる一方で、出血や痛みが少なく、カテーテルの留置期間がわずか1日であることが最大のメリットです。特に高齢の方、合併症が気になる方、抗凝固剤を中止できない方には手術の可能性が広がるため、非常に有用な方法といえます。

  1. 手術時の出血量が少ない
  2. 抗凝固剤を服用している方にも適用可能
  3. 手術の翌日から排尿が可能
  4. 術後の排尿にともなう痛みが小さい
  5. 3泊4日と入院期間が短く、社会復帰・職場復帰が早くできる

GreenLight XPSのメリット

GreenLight XPS

この度導入したGreenLight XPSはレーザー光の照射面積が従来機器の1.5倍となるため、手術効率が良く手術時間が短縮できます。また従来機器では対応困難であった大きな前立腺や蒸散しづらかった患部への照射が可能となり、より高い効果を期待できます。

治療前後の前立腺の比較

手術後、前立腺組織が蒸散され、広い空間が形成されます。
尿道の圧迫がなくなり、スムーズな排尿が可能となります。

【治療前】
肥大した前立腺右葉(向かって左側)により尿道が圧迫され細くなっており、奥の膀胱が見えません。

【治療後】
蒸散術により尿道の圧迫が消失し、手前精丘からでも奧の膀胱内が観察できます。蒸散部の凹凸は、数ヶ月で平らになります。

治療前後の排尿効率の比較

治療前は排尿時間が1分以上かかっていますが、治療後は20秒まで短縮しています。
また排尿のピーク(1秒間の排尿量)も10ml/秒から25ml/秒へ尿勢が改善しています。