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聖隷健康サポートセンターShizuoka 人間ドックの食事を一新!


料亭『浮月楼』と創る健康体験食

4月より聖隷健康サポートセンターShizuokaの人間ドックの食事が変わりました。提携先は、一昨年天皇・皇后両陛下も昼食会場に利用された静岡では老舗の料亭『浮月楼』です。浮月楼が提供している華やかで上品な料理と当センター管理栄養士が栄養バランスを考えてつくり上げた心とからだが喜ぶ『健康体験食』です。

「和食de減塩」

和食は2013年ユネスコ無形文化遺産に登録され、世界各国から注目されている日本の誇るべき食事です。
彩り、栄養バランスが良く、季節の移ろいを感じることができる和食。良い点もたくさんありますが、一方で塩、しょうゆ、みそを味付けに使用するため、塩分過多になりやすいことが問題点でもあります。
今年度の食事テーマを「高血圧予防」とし、今回のお食事では塩分3.0gにおさめました。
味に濃淡をつけ、素材の味を活かしたやさしい味付けや食物繊維の摂取を増やし、美味しく減塩できるお食事を提供しています。

食物繊維

食物繊維を摂取することで血圧を下げる働きがあります。
今回の食事では、麦、野菜、豆、海藻を取り入れたことで9.4gの食物繊維をとることができます。これは1日に必要な食物繊維量の半分程度となります。

こだわり

 長年培ってきた老舗料亭の味を広げたいという浮月楼の想いから、だしは「まぐろ節」を使用しています。まぐろ節は、かつお節に比べクセがなく、上品な味を出すことができます。朝のカフェテリアはだしの良い香りで包まれています。和食は「だし」で味が決まるといっても過言ではないと料理長は話します。「だしを味わう」浮月楼こだわりのすまし椀をぜひ一度ご体験ください。
 また、サラダに使用するドレッシングも手作りです。健康を考え、自宅でも作ることができるよう、完成まで何度も試作を重ねました。「和」にこだわり、塩分の少ない西京みそと味のアクセントに和からしを取り入れ、野菜をたくさん食べることができるドレッシングができました。ドレッシングのレシピはカフェテリアにて配布しています。

管理栄養士より

 先日私も人間ドックを受診し、緊張や施設内の移動で疲れてしまいました。しかし、カフェテリアへ行くと浮月楼の給仕さんの笑顔に迎えられ、食事を食べ始めるとやさしい味がからだにしみわたり、心がほっと落ち着きました。
 「食べることは楽しいこと」です。しかし、自分の好きなものばかり食べていたら、健康に過ごすことはできません。人間ドックの食事を通して、普段の食事を見直すきっかけにしていただけたら幸いです。料亭の料理人と管理栄養士がつくる心とからだが喜ぶ『健康体験食』をぜひお召し上がりください。

★ここでは伝えきれない「健康体験食ができるまで」を施設内でご紹介しています!★
食事講話、コラム、レシピ、ポスターなどお食事の情報をたくさん発信しています。人間ドックをご受診の際は、食事をぜひお楽しみください。
(原稿作成:聖隷健康サポートセンターShizuoka 管理栄養士 大榎 さと美)