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アルコールのはなし


もうすぐ、クリスマス、忘年会、新年会・・・とイベントが続く季節ですね。
お祝いごとには美味しいお料理とお酒がつきものです。最近、ご利用者様からもそんな“〇〇会”のお話を伺うことが増えてきました。今月は、アルコールをテーマに色々と考えてみました。

焼酎は太らないって本当?

「ビールより焼酎の方が太らない。」と思われている方も多いかと思いますが、本当でしょうか。

計算してみると、ビールは500mlで約200kcal、焼酎25度は180mlで約263kcalです。100ml当たりのエネルギーは、ビールが40kcal、焼酎が146kcalとなり、実は焼酎の方が高エネルギーとなります。

好きな種類のアルコールを味わって、量を控えることも大切

「焼酎だったら、量を減らせる。」という方はどうでしょうか。

たとえば、「飲み会のとき、ビールだと5杯は飲むかな。」という方は、一晩で1,000kcal(ジョッキ1杯200kcal×5杯)摂取している計算になります。焼酎で、1,000kcalは約685mlに相当しますので、水割りやお茶割りにして量が減らせるのであれば、焼酎の方が低エネルギーとなります。

また、果実酒やカクテルは、糖分やエネルギーが高いアルコールですが、お好きな種類を少量、味わいながら飲むのも素敵ですね。

飲む量、頻度が重要

肝臓を含め、身体の負担を考えると、1日当たりアルコール量20gまでが許容量となります。

アルコール量20gとは、ビール500ml、焼酎110ml、ワイン240ml、日本酒180ml、ウイスキー60ml程度です。毎日飲むと負担が重なりますので、週2日は休肝日を設けましょう。但し、通院中で持病がある場合は主治医とご相談ください。

「分かっているけど、ついつい・・・」というのは、私だけでしょうか。「ついつい・・・」という性格まで分かっているからこそ、今年の年末年始は上手にお酒と付き合いたいものですね。

(原稿作成:聖隷予防検診センター 管理栄養士 安藤久実)