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概要

事業年報

■乳房エックス線検査乳房エックス線検査では利用者様に安心して検査を受けていただけるように、NPO法人日本乳がん検診精度管理中央機構による検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師を取得した女性技師にて対応している。また精度管理中央機構によるマンモグラフィ装置のデジタル部門の施設認定も取得している。【読影における精度管理】読影診断においては、質の高い診断精度が提供できるよう、どの検査においても医師2名以上による読影(ダブルチェック体制)が原則となっている。また画像はすべてデジタル化されており、過去の検査でも必要な画像は瞬時に表示され、比較読影を行っている(健診では過去との比較がとても重要)。精度管理【安全性における精度管理】放射線部門では近年社会的に問題となっている医療過誤についても早くから積極的に取り組んでいる。日常の職場内連絡会にてインシデントやアクシデントなどを報告し合うことで経験の共有化を図り、改善策を検討し大きな事故を未然に防ぐ努力をしている。また保健事業部情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に基づき、プロセスアセスメントシートを部門内各検査、作業毎に作成している。各シートのPDCAサイクルを回すことによって、情報資産や検査の安全性を高めるよう取り組んでいる。【その他の精度向上に向けた取組み】各種学会、研究会、専門部会などの勉強会への積極的参加および学術発表を行うことにより、最新の情報を入手し、常に検診を受けられる皆様に還元し技術水準を高めるよう心掛けている。また、各検査で発見された悪性腫瘍症例について年度毎に調査をし、統計処理(診断名、占拠部位、手術状況等)を行っている。このことにより、市町村、企業別での経年変化や各症例についての傾向を把握し、正診率向上に寄与できるようデータの活用をしている。以上、様々な角度より精度管理を捉え、利用される方々に常に安心して検査を受けていただけるよう、正確に結果をお返しできるようなシステムを整えるべく日々努力している。保健事業部放射線部門では、新しい視点をもって利用者皆様のニーズ、時代のニーズに積極的に応えていけるよう、先駆的役割を果たしていきたいと考えている。-48-