今が旬の「新茶」について
みなさんは「お茶」と言われたらどんなお茶を想像しますか。
緑茶、玄米茶、麦茶、ほうじ茶、紅茶や烏龍茶など、色々な種類のお茶があります。今回は、静岡の特産物であり今が旬の新茶をご紹介します。
緑茶、玄米茶、麦茶、ほうじ茶、紅茶や烏龍茶など、色々な種類のお茶があります。今回は、静岡の特産物であり今が旬の新茶をご紹介します。
静岡県の緑茶
静岡県は全国の茶園面積、収穫率の約40%を占める日本一の茶どころであり、「駿河路や花たちばなも茶のにほい」と松尾芭蕉も俳句を詠んでいたことからも、古くからお茶の産地であったことがわかります。
「旬」の新茶
新茶とは、その年の最初に生育した新芽を摘み採ってつくったお茶のことです。新茶の特徴は、若葉特有の「さわやかですがすがしい香り」にあります。その後に摘み採られる二番茶や三番茶と比べて、苦みや渋みのあるカテキンやカフェインが少なく、旨みや甘みの成分であるテアニンが多く含まれています。
テアニンは抹茶や玉露などの上級なお茶に多く含まれ、飲むことで睡眠の質がよくなり、起床時の爽快感、熟眠感、疲労回復感の改善が認められています。また、脳のα派が発生することから、リラックス効果も認められています。
テアニンは抹茶や玉露などの上級なお茶に多く含まれ、飲むことで睡眠の質がよくなり、起床時の爽快感、熟眠感、疲労回復感の改善が認められています。また、脳のα派が発生することから、リラックス効果も認められています。
新茶の美味しい入れ方
- 茶葉の量:1人あたりティースプーン2杯程度
- お湯の温度:70~80℃
(さわやかな香りとほどよい渋みを楽しみたい場合には、やや熱めの湯でさっと抽出し、湯を70℃くらいまで冷ましてからじっくりと抽出すると、旨みの多い味わいを楽しめます) - お湯の量:150~200ml
- 浸出時間:約40秒
おわりに
5月に入って新茶の文字を目にすることも増えたのではないでしょうか。お茶を飲むことは身体だけではなく心にも良いことがいっぱいあります。普段の食事以外でも、少し疲れたとき、緊張したとき、眠りが浅いときに、リラックス効果もある旬の新茶を飲んで一息ついてみませんか。