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ホーム  > 病院日記  > 第11回 聖隷三方原病院解剖体慰霊祭を開催しました

第11回 聖隷三方原病院解剖体慰霊祭を開催しました

2022年12月3日(土)に11回目となる聖隷三方原病院解剖体慰霊祭を開催いたしました。

2017年3月~2022年3月までに剖検された66名の御霊を慰霊するために、多くのご遺族のみなさま方にご出席いただきました。

みなさんは病理解剖についてご存じでしょうか?
病理解剖について病院長 荻野和功の追悼の辞より、抜粋してご説明します。



「御高齢の方では、1つの疾患に関する治療だけではなく、複数の病態が複雑に絡み合い、医療者の懸命な治療にも拘わらず無念な転帰となられる方々が、まだ数多くおられるのが実状です。このような方々の身体の中で起っていたことを正確に把握する唯一の方法は、亡くなられた方の身体の中で起っていた変化を、臓器毎に詳しく調べ検討できる病理解剖以外にありません。病理解剖によって身体で起った変化を初めて正確に解明でき、これから先に同じような疾患で苦しむ方々にその結果を生かすことが出来る教科書となってくれるのです。」

ご家族がご逝去され、深い悲しみの中、病理解剖にご承諾いただいたご遺族のみなさまのご決断が医療の発展に繋がります。
今後とも当院に対しまして、ご愛顧いただけますようお願いいたします。