グローバルナビゲーションへ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ





ホーム > 診療科・部門紹介  >  てんかん外来

てんかん外来

このページの目次


てんかんについて

てんかんは脳神経系疾患の中では極めて頻度の高い疾患です。三大疾患 (癌・脳卒中・心臓疾患) に次いで、本邦の患者数は100万人くらいになり一般的な疾患と考えられています。何ら特別扱いをしなければならない疾患ではありません。また精神疾患ではなく、脳細胞の過剰な活動がもたらす病態です。更には、科学が発展する以前に言われていたような感染性疾患ではなく、そのような心配は全く無用です。


医師より

脳神経外科・てんかん外来を担当している山本と申します。沼津では月2回、多くの場合、金曜日に成人を対象に外来診療を行っています。

てんかんはご存知のように、痙攣 (けいれん) が起きたり、意識を失ったりする疾患です。しかし未だに誤解や迷信が多く、皆さんに適切に理解されているわけではありません。患者数も多く脳の病気ではよく見かける疾患であるにも関わらず、本邦でのてんかんに対する医療体制は未だ十分とは言えません。

聖隷浜松病院と聖隷沼津病院は同じグループの仲間です。そのため病院間での連携体制を構築しやすい状況にあります。静岡県東部地域にお住まいで、てんかんの治療を受けておられ、特に内服治療を行っているにも関わらず発作が止まっていない場合には、ぜひとも私共にご相談ください。

診療は聖隷沼津病院のてんかん外来で行います。その場で、できるだけ正確な診断を行うようにしています。最近では新規抗てんかん薬が多数市販されていますので、まずは薬の調整を時間をかけて行います。2年程度、様々な薬剤を試しても、発作が完全に止まっていない場合、外科治療の可能性が無いかどうか、更に検査を進めます。外科治療の典型的な手段は、発作の出所 (焦点) を切除する焦点切除術です。しかしながら、焦点切除術を全ての患者さんに行える訳ではありません。切除できない場合には、下記に示すようにペースメーカーに似た刺激療法を行う場合もあります。

聖隷浜松病院  副院長
聖隷沼津病院  非常勤医師

山本 貴道 医師
(やまもと たかみち)

専門
てんかん外科
小児脳神経外科
てんかん専門医・指導医
日本脳神経外科学会専門医・指導医
日本脳卒中学会専門医
日本小児神経外科学会認定医

外来担当表をみる


迷走神経刺激療法(vagus nerve stimulation; VNS)

難治性てんかんの第3の選択肢

迷走神経刺激療法(VNS)とは?
薬物療法でも発作が止まらない方や薬の副作用で生活の質 (quality of life; QOL) が著しく損なわれている方、外科手術の適応とならない場合の第3の選択枝となるのが「迷走神経刺激療法 (VNS)」です。この療法は右図にもあるように電気刺激を発生させるジェネレーターを左前胸部に埋め込み、頚部にある迷走神経に電気刺激を与えることで発作を減少させるもので、既に世界的に多くの患者さんが治療を受けています。手術は1時間半〜2時間程度で3日~5日程度の入院が必要となります。術後は刺激の影響で声がかすれること (嗄声) がありますが、心配は無く徐々に回復していきます。
発作回数の減少の効果は個人差があり、早い方で3〜4カ月、長い方だと1年後というケースもあります。全国的なデータでは大体50%の患者さんで60%程度の発作頻度減少が認められています。また最新のモデルでは、発作時の頻脈を感知して発作の早い段階で刺激を送る自動刺激機能が追加されました。これによって、古いモデルで有効性の乏しかった場合でも、改善が認められた例を経験しています。
発作の状況に応じて電気刺激の強度や頻度を調整するための通院と、ジェネレーターの電池交換は通常5〜7年ごとに必要となります。本邦では諸外国と比較して極めて恵まれており保険診療が適用され、かつ高額医療費支給制度の対象となります。VNSは小児から成人まで適用できる安全性が確立された緩和的な治療手段です。発作が完全に消失しない場合でも、QOLの改善が期待できます。他に治療手段がないと悩まれている方は、新たな選択枝として一度ご相談ください。


迷走神経刺激装置植込術の解説図
(LivaNova Japan K.K. の好意による)



予約方法・お問い合わせ

診療時間診察日はこちらをご覧ください。月2回(隔週金曜日)受付時間13時~16時 (予約制)
※基本は予約制ですが、早めの診察を希望される場合は、その都度ご相談ください。

※小児てんかんにつきましては、小児科外来までお問い合わせください。

予約方法

  1. 地域医療連携室 病診連携係にお電話ください。
  2. かかりつけの病医院があれば紹介状・患者情報を「病診連携係」へFAXしてください。
  3. 病診連携係より患者さまのお宅へ予約票・案内用紙を郵送いたします。


お問い合わせ

地域医療連携室 病診連携係

【予約対応時間】
 平日:9時00分~16時30分
 土曜:9時00分~12時00分

≪電話≫ 055-952-1000(代表)
≪FAX≫ 055-952-1083(直通)


スタッフ紹介

氏名
役職
専門領域・専門医
山本 貴道
(やまもと たかみち)
非常勤
聖隷浜松病院 副院長
専門:てんかん外科、小児脳神経外科
てんかん専門医・指導医
日本脳神経外科学会専門医・指導医
日本脳卒中学会専門医
日本小児神経外科学会認定医
日本てんかん外科学会世話人
(第43回日本てんかん外科学会会長・2020年1月浜松開催)
米国医師免許 (ECFMG Certificate・New York USMLE Step 3)
医療管理学修士 (ニューヨーク大学大学院修了)
医学博士 (浜松医科大学)
米国てんかん学会フェロー (FAES)

当サイトに関するみなさまのご意見をお聞かせください

質問1:このページの情報は役に立ちましたか?

質問2:このページは見つけやすかったですか?