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ホーム  > 園長コラム  > 遊びの中で育つ、心のやり取り

遊びの中で育つ、心のやり取り

 朝の空気が澄み渡り、吐く息が白く広がる季節になりました。園庭では、寒さに負けず駆け回る子どもたちの笑顔が輝いています。
 先日はお忙しい中、乳児クラス対象の『あそびのひろば』へご参加いただきありがとうございました。日頃、園で子ども達が楽しんでいる遊びを親子で一緒に楽しんでいただくことができ、大変嬉しく思いました。各クラス共に、今夢中になって楽しんでいる様々な遊びが展開できるような工夫をし、子ども達の姿を踏まえ、発達のポイントや保育の中で大切にしていること等を掲示・配信させていただきました。安心できるお家の方と一緒に遊ぶ中で、まだうまく話せなくても、目を合わせる、声を出す、笑い合う、触れ合う、そんな一つひとつのやり取りが、心と心を通わせる大切な対話になっていました。子どもの表情やしぐさに気付き、「うれしいね」「たのしいね」「できたね」と気持ちを言葉にし、共感をして下さっていました。お子さん達は「わかってもらえた」と安心をし、笑顔になり、より遊びを楽しんでいましたね。この共感の積み重ねが、人を信頼する心の土台をつくっていきます。また、お家の方の膝に入り絵本を読んでもらったり、抱っこや手をつないだり、寄り添いながら安心して遊ぶ姿もたくさん見られました。スキンシップは、言葉以上に「大好きだよ」「大丈夫だよ」という気持ちが伝わる大切な関わりです。安心できる大人に包まれることで、子どもは少しずつ自分の気持ちを表現し、「自分は大切にされている」と感じ、少しずつ周りの世界へと興味を広げていきます。「どうぞ」「ありがとう」「いってきます」「いってらっしゃい」「パパもこれやって」「一緒にやろう」等々、遊びの中での楽しいやり取りもいろいろと聞くことが出来ました。やり取り、対話、スキンシップ、そして共感。そのすべてが、0・1・2歳児の心と体を育てる大切な経験です。園でも引き続き、保育者が子どもの表情やしぐさを受け止め、一人ひとりの思いに丁寧に寄り添いながら、子どもたちの「育とうとする力」を大切にしていきたいと思います。0・1・2歳児、どのクラスにも『ままごとコーナー』がありました。スプーンを持って混ぜる真似をしたり、お弁当箱におかずを盛り付けたり、「どうぞ」と渡したりする姿がたくさん見られました。まだ言葉が少ない子どもたちも、遊びの中で食事の雰囲気や人とのやりとりを、しっかり感じ取っていましたね。また、「あーん」と食べさせる真似をしたり、「おいしいね」と声を掛けると、うなずいたり笑顔になったりする姿も見られました。こうした経験を通して、食べることは楽しいこと、人と関わる心地よい時間であることを、少しずつ感じているようでとても嬉しく思いました。幼児クラスになっていくと、より遊びが広がっていき、食材の名前を知ったり、匂いや色に気づいたり、食べ物への興味や感謝の気持ちが少しずつ育っていきます。先日、年長児がレストランごっこを行いました。食育の学びを踏まえ自分たちでメニューを考えました。その日の給食(レストランメニュー)を皆で作り、4歳児や3歳児が買いに来て、皆で美味しくいただきました。料理だけではなく、店舗作り、衣装作り、メニュー表(料金表)、レストランごっこのチラシと様々な物を作ったり、お金やチケットのやり取りをする等、遊びと実体験を結びつけながら、子どもたちは「作ること」「食べること」をより身近に感じ楽しんでいました。保育の流れを大切にしたく、今年度初めて、子ども達だけでおつかいに挑戦しました。2~3人組で、食材の買い物にコープまで行ってきました。(箇所ごとに職員が立ち危険がないように見守りました)ご家庭や地域の方々にも協力をしていただき、食材や道具に触れながら、食への興味を育てる大切な時間(遊び)となりました。こうのとり保育園では、0歳から5歳児までの育ちが滑らかにつながっていくよう、日々の保育を大切にしています。これからも子どもたちが、心も体も満たされながら成長していけるよう、ご家庭と一緒に見守っていきたいと思います。
                                             園長 梶山 美里