「受けるよりは与える方が幸いである。」 ~使徒言行録 20章35節~
この言葉って、挑戦的な言葉のように思います。私たちの実際の生活の感覚からすると逆なように響くからです。何かを与えると、自分の手元にあるものが減ってしまうのですから。
一体この言葉が表している「幸い=幸せ」って何だろうと思います。
そう思いつつも保護者の皆さんが日ごろの暮らしの中で、子育ての中では「与えること」を積み重ねているのではないかと思います。時にはこうしたことの積み重ねに疲れを覚えたり、「自分ばっかり」という不満の気持ちにつながることがあるかもしれません。それでもなお皆さんが子どもたちに「与える」ことを続けられるのは何故なのでしょうか。新しい年を迎えて忙しい日々が戻っているとは思いますが、この事を少し考えていただけると嬉しいです。因みに先月皆さんが子どもたちと一緒に迎えて下さったクリスマスのお祝いはその中心に「与える喜び」があります。それは神様がご自分の最愛の独り子を喜んで私たちに与えて下さったという真実です。
この年も保育園・こども園に関わる全ての人とそれぞれの家庭に「幸い」が豊かにありますようにと祈ります。