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新しい年を迎えて

 


新年 明けまして おめでとうございます
 旧年中は 保育園へのご協力並びにご支援を賜りまして 本当にありがとうございました
 本年も どうぞよろしくお願い申し上げます
園長 永島 弘美
こうのとり保育園職員一同
 2019年の幕開けです。
昨年は、自然災害の多かった年でした。今も、被災前のような生活は大変難しい状況にあります。
保護者の皆様と子どもたちの優しい気持ちがいっぱい詰まったクリスマス献金は、義援金としてもお捧げしたいと思います。それから、地域の皆様からそして、ヨセフの会の皆様からも献金をいただきましたので、こちらも義援金として赤十字の方に送金させていただきます。心より感謝を申し上げます。
 12月のクリスマス祝会には、たくさんの保護者の皆様と共にお祝いできましたことを、本当に嬉しく思います。子どもたちそれぞれが思いを持って、友だちと一緒につくりあげたページェントでした。保護者の皆様からのアンケートでは、「“本当のクリスマス”を見ることができてよかった。子どもたちのページェントに感動しました。」などの声も寄せていただき、子どもたちにとっても私たちも、保護者の方からの言葉に力をいただきました。
今回は、クリスマスのアドベントの期間から、乳児クラスで流行し始めた下痢嘔吐や発熱といった症状が、幼児クラスでも出始め、クリスマスの週には、週の初めから3人4人と欠席者が増えていき、クリスマス会の前日には、幼児クラス全体で8人もの欠席者が出てしまいました。そんなわけで、当日も休む子がいる状況も考えておく必要があると判断して、祝会前日の夕方、年長の子どもたちと、重複して役を演じてくれる子とナレーションも休むと予想される子のところを代われる子を募りました。何人かの子どもが「大丈夫。私がやるから」と頼もしい言葉を返してくれました。迎えた当日、年長児は全員参加することができました。でも、総練習も欠席だった子の中には、「僕、みんなの前でちゃんと言えるかな…」と心配していた子もいたようです。言葉を忘れてしまった子の横で、そっと教えてくれた友だちもいました。友だちと一緒につくりあげたページェントでした。神様がきっとそばにいて、ひとりひとりに声を掛け、「あなたなら大丈夫。」と力をお与えになったのだと思います。神様のもとでは私たちは、皆が神様の子どもです。目には見えない大切なつながりが生まれ、自然と手助けしようとする子どもの姿があります。4歳児と5歳児は異年齢クラスで生活しているので、上の子は下の子のお世話をしてくれたりするのが日常です。そんな中で、4歳児のAくんは「僕が大きい組になったら、僕には何ができるかなぁ」と家でつぶやいたそうです。身体に障がいのあるAくんは本当に心豊かな子どもです。来月の園だよりでは、このAくんの物語を紹介したいと思います。

 園長 永島弘美