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ご入園、ご進級、おめでとうございます

 園庭の桜も咲き始め、一年の始まりをお祝いしているかのようですね。
 ご入園、ご進級、おめでとうございます。今年度は17名の新入園児をお迎えして全園児132名でスタートします。新入園の皆様におかれましては、初めての園生活でもあり、不安なこともあるかと思いますが、いつでもご遠慮なくご相談してくださいね。ご家庭と協力し合って、心を通わせ、一緒に子育てをしていきたいと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 在園児の保護者の皆様には、年度末特別保育にご協力いただきましたことを感謝申し上げます。新年度の準備と共に園内研修、ワークショップ等を行わせていただき、聖隷こども園・保育園職員合同研修会では、中遠教会に磐田4園の職員が集まり、キリスト教保育について考える時を持つ事が出来ました。教会に響く讃美歌、中遠教会の牧師兵藤辰也先生のお話、聖隷こども園こうのとり東園長平野春江先生の聖隷の理念と歴史、グループディスカッションを通して、職員一人ひとり、自身の保育を振り返り、愛に気付き、心に大きく響くものがありました。教会で年度末の合同研修会を行えたことに感謝をし、大きな意味を感じました。子ども達一人ひとりが受け入れられていると感じ、神の愛、愛されている自分を実感出来るように、共に育ち、子どもから学び続けられる保育者でありたいと思います。
 「はじめの100ヶ月の育ちのビジョン」(こども家庭庁)をご存知でしょうか。妊娠期から小学校1年生までがだいたい100ヶ月。全ての子どもの「はじめの100ヶ月」をみんなで大切にしていきたいと考え、5つのビジョンとしてまとめています。ビジョン2に『「安心と挑戦の循環」を通して、こどものウェルビーイングを高める』とあります。子どもは、不安な時などに身近な大人が寄り添い、気持ちを受け止めてもらう経験を繰り返すことで、「アタッチメント(愛着)」<安心>を得られ、自分や周りの人を信頼していきます。この安心を土台として、様々な子どもや大人と出会い、モノ、自然、絵本、場所などと関わる「遊びと体験」<挑戦>を通して、子どもは自分の世界を広げていきます。乳幼児期の子どもは、遊びを通して、人との心の繋がりや体の感覚など、豊かで幸せに生きるための力をつけていきます。昨年度から園内研究でも学びを重ねている、遊びを通して、何に気付き、何を試し、何ができるようになったのかをしっかり観察し、「今何が育ちつつあるのか」という過程に気付くことに加え、子どもなりのペースやその子らしさに寄り添い、生活や遊びを通して子どもの育ちに必要な経験が得られるような環境(玩具)つくりが出来るように園内研修を組み立てました。4月からの新しい環境の中で、子ども達がどんな遊びと体験を重ねていくのかとても楽しみです。
 子ども達一人ひとりの育ちを的確に捉え、継続して子どもを観察し、最初の一歩を踏み出せるよう、健やかでのびやかな育ちを応援し、こうのとり保育園の園児、保護者、職員皆が心と心が通い合っていけるよう保育をしていく所存でございます。
 2025年度もどうぞよろしくお願い致します。
                                            園長 梶山 美里