明けましておめでとうございます。
新しい年を迎え、子どもたちの元気な声と共に2026年がスタートしました。本年は午年。元気よく駆ける馬のように、子ども達が毎日の遊びや生活の中で、たくさんの経験を重ねながら成長していく姿を大切に見守っていきたいと思います。年末年始は、ご家族でゆったりとした時間を過ごされたことと思います。子ども達は、身近な大人と心を通わせる中で安心感を得て、その経験を力に少しずつ成長していきます。子ども達の穏やかな笑顔から、ご家庭での会話や、ご家族で同じ時間を共有されたことが、子どもの心を満たし、園生活への意欲にもつながっていることを感じました。また、「凧揚げしたよ!」「お年玉もらったよ」等の子ども達の話から、お正月ならではの行事や遊びに触れ、季節や日本の文化を感じる大切な機会であったことも伝わってきました。園でも、子ども達一人ひとりの気持ちに寄り添いながら、安心して過ごせる環境づくりを大切にしていきたいと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします
12月は、年齢発達に合わせ、各クラスでイエス様のご降誕をお祝いし、「神さまから与えられたいのちの尊さ」や「感謝と思いやりの心」を様々な形で分かち合ってきました。4・5歳児のページェント(降誕劇)では、クリスマスの物語を題材に、一人ひとりが役を担い、表現する喜びを味わってきました。4・5歳児は、感じたことや考えたことを、体の動き・ことば・絵・ごっこ遊びなど、さまざまな方法で表現することを楽しむ時期です。こうのとり保育園では、自分なりに表現する過程を大切にし、のびのびと表現できる環境づくりを心掛けています。台本を用いず、子ども達が自分で想像したお話の世界に入り込み、思い思いに役になりきって表現することを楽しんでいます。ローマ兵の役割をしっかり理解し、王様からの命令を堂々と伝え、出番ではないシーンでも勇ましくなりきる4歳児。マリア、ヨセフ、羊飼いが天使とのやり取りの中で、「どうして?」と驚いたり、羊飼いがまぶしい光になかなか目が開けられなかったり、お祝いに行くために羊を起こすのですが、なかなか起きてくれず、あの手この手で起こす等、今年も友達とのやりとりの中で物語が広がったり、動きやことばを工夫したりしながら、「自分らしさ」を大切にした表現が生まれました。決まった正解はなく、一人ひとりの感じ方や表し方を認め合うことで、想像力や伝える力、友達と関わる力が育っています。神の子であるイエス様は、立派な場所ではなく、小さなうまやで、ひとりの赤ちゃんとして生まれました。それは、どんな小さな存在にも、神の愛が注がれているというメッセージです。忙しい毎日の中で、私達は「早く」「上手に」「正しく」と子どもに求めてしまうことがあります。けれどクリスマスは、できるかどうかではなく、存在そのものが大切にされているということを思い出させてくれます。子ども達は、大人が思う以上に、安心できるまなざしや、あたたかな声かけを必要としています。イエス様が幼子として迎えられたように、子ども一人ひとりがそのままで受け入れられていると感じられる時、心は静かに育っていきます。今年も「だいすきだよ」「いてくれてありがとう」「あなたは大切な存在」そんな言葉を子ども達に贈り、これからも、安心して表現を楽しめる時間を大切にしていきたいと思います。
園長 梶山 美里


