4月は様々な花が色鮮やかになり、心が和みました。磐田市池田の豊田熊野(ゆや)記念公園が2026年度中に閉鎖になるため、国・県の天然記念物指定 樹齢850年の見事な長藤は今年で最後となり、大盛況でしたね。磐田市の花『ツツジ』も所々でピンクや赤、白の花が綺麗に咲き、華やかに彩られていました。私事ですが、ツツジを見ると幼少期にツツジが咲き誇る「つつじ公園」で写生大会に毎年参加していたことを思い出します。(今は見付写生大会として行われています)家族でお弁当を持って出掛け、画板を掛けて綺麗なツツジの花を観察しながら1日かけて描きました。絵画はあまり得意ではなかったのですが、楽しみなイベントの一つでした。子どもたちの表現や表出はいろいろな形で現れます。子どもたちはそれぞれのペースで新しい環境に出会い、少しずつ世界を広げていきます。新入園児が、初めて保護者の方と離れる不安や戸惑いは、とても自然な感情です。泣くことや表情の変化、仕草一つひとつも、大切な「表出」です。その思いを丁寧に受け止めながら、「ここは安心できる場所だ」と感じられるよう関わっています。また、新年度を迎えた在園児も、進級に伴う環境の変化の中で、期待とともに少なからず緊張を感じながら過ごしています。新しい保育室や担任、年下の友達との関わりの中で、自分なりに役割を感じ、一生懸命に頑張ろうとする姿が見られます。その姿はとても頼もしく、同時に心の揺れにも寄り添う大切さを改めて感じています。新入園の保護者の方にご家庭での様子を伺うと、新しい環境での不安が現れ「姿が少しでも見えなくなると大泣きで…」「夜、何度か泣いて起きるようになりました」等の反面「つかまり立ちをよくするようになりました」「よく食べ、よく寝るようになりました」「上に物を載せる、中に物を入れる行動がよく見られるようになったので、以前は興味をあまり見せなかった知育玩具を出すと、何度もボールを入れ、挑戦していました」等、新しい環境での刺激が現れている様子も聞かせていただきました。この時期、子どもたちの表出や表現の方法が豊かになり、個性がいろいろな形で現れることを感じます。表情、行動、言葉だけでなく、絵を描いたり、歌を歌ったり、友達と一緒に遊んだりする中で、感情や思いを表現しています。子どもたちは、安心できる環境の中でこそ、自分らしく表現することができるようになります。好きな遊びに夢中になったり、言葉や身体で思いを伝えたりする中で、「自分を出していい」という感覚が育っていきます。私たちは、その子なりの表現を受け止め、共感し、広げていくことで、子どもたちの心の育ちを支えていきたいと考えています。こうのとり保育園では、「上手にできること」だけでなく、「感じたことをどう表すか」という過程を大切にしています。一人ひとりの思いや表現に寄り添いながら、安心して自分を表出できる環境づくりに努めてまいります。ご家庭におかれましても、お子さまがどのように気持ちを表しているのか、どんな形で表現しているのかに目を向けていただけると幸いです。園と家庭が共に見守りながら、子どもたちの豊かな表出・表現を育んでいけたらと思います。新しい一歩を踏み出した子どもたち一人ひとりが、安心の中で自分らしく輝いていけるよう、職員一同心を込めて見守ってまいります。
園長 梶山 美里


