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ホーム  > 園長コラム  > 見立て遊びの名人!3歳児の豊かな想像力

見立て遊びの名人!3歳児の豊かな想像力

 朝夕の空の色や肌に触れる風に、どことなく季節の移り変わりを感じる頃となりました。先日、3歳児の子どもたちが「結婚式に行く」というテーマで、ごっこ遊びを楽しんでいました。ドレスに見立てたエプロンや布を身にまとい、玩具を髪飾りにしてヘアメイク。さらに、マグネットの玩具をコンパクトに見立てて開き、鏡を見ながらメイクをして準備をしていました。4人のお友達と一緒に遊びの世界に入り込み、それぞれが役になりきりながら、ストーリーをつくって楽しんでいました。メイクをするときの仕草や手の使い方は、お母さんたちの姿をよく見ているのだなと感心するほどそっくりで、思わず驚かされました。私も子どもたちにメイクをしてもらい、遊びの仲間に入れてもらいました。アイメイク、眉毛、チークと順番に進め、髪飾りを付け、ドレスを着て、「これでOK!結婚式に行けるよ」と完成。途中ではさまざまなエピソードも起こり、まるで本当に結婚式を前にした家族のような、にぎやかで楽しい時間となりました。身近なものを別のものに見立て、想像を膨らませながら遊ぶ3歳児の姿は、とても微笑ましいものです。「それがそうなるの!?」と、大人が驚かされることもたくさんあります。これまでの生活の中で見たり、聞いたり、実際に経験したりしてきたことが、遊びの中に少しずつ表れてきます。実際に結婚式に参加した経験がなくても、テレビや絵本、家族との会話など、さまざまなところから得た情報を組み合わせ、自分たちなりの遊びをつくっていくこともあります。また、3歳児は一人でイメージを楽しむだけでなく、友達と「一緒にやってみよう」とイメージを共有し始める時期でもあります。「私がお嫁さんね」「じゃあ、私はお化粧する人!」など、それぞれが役になりきることで、遊びの世界がどんどん広がっていきます。まだ思いがうまく伝わらなかったり、「私はこうしたい」「私はこっち!」とぶつかったりすることもあります。しかし、その一つ一つのやりとりを通して、友達の思いに気づいたり、自分の思いを伝えたりする経験を重ねています。大人から見ると何気ない「ごっこ遊び」ですが、子どもたちにとっては、これまでの経験を思い出し、想像し、表現し、友達と共有する、とても豊かな学びの場です。子どもたちの自由で豊かな想像の世界を、これからも大切に見守っていきたいと思います。
 9月1日は「防災の日」です。園では、毎月1回、地震や火災などを想定した避難訓練・消火訓練を行っています。また、年2回の不審者訓練も実施し、さまざまな災害や危険から子どもたちの命を守るための備えを大切にしています。8月には、竜巻を想定した避難訓練を行いました。本園は、津波や河川の氾濫の心配が比較的少ない地域であるため、毎年、竜巻を想定した訓練を実施しています。今回は、「午前9時に注意報が発令され、午前10時に磐田西高校付近で竜巻が発生した」という想定で訓練を行いました。職員が連携して窓やカーテンを閉め、必要な場所には養生テープを貼り、子どもたちを窓のない場所や壁・柱の多い安全な場所へ避難させました。子どもたちも落ち着いて行動し、スムーズに避難することができました。幼児クラスでは、写真などを見ながら、「竜巻とはどのようなものなのか」「避難するときに大切なことは何か」を子どもたちと一緒に考えました。実際の災害をイメージしながら、自分の身を守るためにどのような行動をとればよいのかを学ぶ機会となりました。そして、10月1日には「4園合同防災訓練」を予定しています。磐田市内の聖隷の園が協力して防災訓練を行い、同日に引き渡し訓練も実施します。保護者の皆様にはご協力をお願いすることになりますが、いざというときに子どもたちの安全を守り、確実に引き渡すための大切な訓練です。ご理解とご協力をお願いいたします。「もしも」のときに落ち着いて行動できるよう、日頃からの訓練を大切にしていきたいと思います。ご家庭でも、災害が起きたときの避難場所や連絡方法などについて、ぜひお子さんと一緒に話してみてください。
                                              園長 梶山 美里