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~ 人との繋がりを感じたお泊り保育 ~

園長  平野 春江
 『はやく ひまわりぐみ(5歳児)になれますように…』七夕の短冊に書かれた4歳児Aさんの願いです。Aさんだけではなく、3歳児や4歳児の子ども達が憧れる中、ひまわり組のお泊り保育が行われました。掛川市にあります『ならここの里』に出掛け、鮎の摑み取りでは、自分の手で掴まえた鮎を塩焼きにして頂きました。「可哀想…」という声も聞かれましたが、命を頂くことの大切さを感じる貴重な体験となりました。水辺の生き物探し、虫探し、高さと長さのある吊り橋渡り(私は、足がすくみました)等、大自然の中で五感を使って楽しむことが出来ました。帰園すると、日頃から生活を共にしている“おうち”の3,4歳児の子ども達が「おかえり~」とひまわり組のお兄さん、お姉さんに抱きついていく姿があり、ひまわり組も笑顔で「ただいま」と応えていました。そして、ひまわり組のお泊り保育応援パーティーが“おうち”ごとに開かれました。こっそりと準備を進めていた3,4歳児の子ども達は、おもてなしをする喜びと共に少しだけ、お泊り保育に参加したような気持ちを味わうことができたようです。実は、七夕の短冊には、もう一つ心に残る願いがありました。『ひまわり組全員でお泊り保育ができますように…』匿名の保護者からのものでした。お泊り保育は、子どもが成長する行事であるだけではありません。子どもを送り出す保護者の思い、安心して活動できるように準備を重ねる職員の思いなど、多くの人の支えによって成り立っています。階段下のお泊り保育コーナーに展示したラーメン屋さんの看板は、乳児職員の手作りです。夕食に「ラーメンが食べたい。」という子ども達の声を形にし、職員みんなで楽しみを膨らませていきました。夜には、トーチを作ってキャンプファイヤーを行ったのですが、子ども達がキャンプファイヤーへの期待が膨らむよう、職員が「キャンプファイヤーが登場する絵本があるよ。」と紹介してくれました。また、安全に園外保育ができるよう、5月のゴールデンウィークに園長、主幹保育教諭、担任で下見を行い、丁寧に確認をしました。その後、お泊り保育の行程が具体化された段階で、担任はもう一度下見に行き、歩く距離、暑さ、危険個所、見守り位置等、細かな想定の基で確認をしました。何より、ひまわり組の保護者の方が、お子様と一緒に当日を楽しみに出来るようにご家庭で話題にしたり、準備を一緒に進めて下さったりしました。夜寝る前にはご家族からお子様へのサプライズの手紙があり、ご家族の愛情を一心に受け、嬉しそうに何度も読み返し、寝る際には手紙を枕元に置いて眠りにつく姿がありました。お泊り保育での子どもの笑顔の裏には、保護者や職員の願い、友達同士の支え合いがありました。様々な人の思いが重なり合ったからこそ、子ども達は大きく成長いたしました。改めて、人との繋がりを実感した二日間となりました。