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~一人ひとりの自由感を大切に~

園長 平野春江
 ご入園ご進級、おめでとうございます。2024年度の教育・保育が始まりました。新入園児20名をお迎えしまして181名の園児でスタートいたしました。新入園児のお子様にとっては、初めて大好きなご家族と離れてこども園の職員や友達と過ごすようになります。一人ひとりのお子様が安心して自分の居場所が見つけられるよう丁寧に寄り添ってまいりたいと思います。
 私はこのたび大塚麻紀子園長の後任として、聖隷こども園こうのとり豊田より異動してまいりました平野春江と申します。以前、保育士として聖隷こども園こうのとり東(当時はこうのとり東保育園)で務めておりました。14年ぶりにまた、この園でお仕事させて頂くことのできる幸いに感謝いたします。宜しくお願いいたします。
 新年度を迎えるにあたり、キリスト教保育について1年間の振り返りや次年度への展望などについて学びの時をもちました。教育・保育は、時代や社会と共に変化していく部分と、それらを超えて変わらない、守るべき部分があります。時代や社会の変化に伴い、子育て環境も変化しています。ニーズに応じて近年、園の規模(利用定員)も増加しました。また女性の社会進出などに伴い、保育の長時間化(8~11時間ほど)の傾向も見られます。そのような中で、同年齢が集団生活をおくるこども園で、お子様が安心して、ゆったりと過ごすことができるようにするために、保育者は保育の方法や環境を考えていかなければなりません。変化していく部分です。そして、それらを超えて変わらない、守るべき部分は、当園の教育・保育理念です。入園から卒園までの長い期間の中で育つことが望まれます。そのためには、一人ひとりのお子様を大切にする教育・保育を目指しております。こども園には、特質上『組』があります。つくし組、たんぽぽ組・・・などです。そのため、組全体を先ずは基にして、その中に組では、大き過ぎるのでグループに分け、その上で個を大切にするという考え方があります。しかし特質上そのようにしているだけで本来は逆なのです。こども園の生活が園児一人ひとりの自由感をもって、個の生活から始まり、自分のやりたいことを夢中になって遊べる環境や時間が保障され、満たされることで自分以外の周りの友達や異年齢の子にも意識が向けられていくのです。個からグループへ、さらには『組』としてのまとまりができていきます。まずは、一人ひとりのお子様と保育者との情緒的な絆が深められるように丁寧に関わってまいりたいと思います。1年間どうぞよろしくお願い致します。
~聖隷こども園こうのとり東 教育・保育理念~
・愛されて愛する心を知りお互いが大切な存在であることを知る。
・一人ひとりの違いに気付きお互いを認め合いながら共に主体的に生活する。
・自己発揮できる環境の中で創造性を育てる。
・在園、地域の子育て家庭が心豊かな環境で子育てできるように支援する。