園長 平野 春江
4歳児のAさんは、息を吞むほどの美しさにしばしの間、目を輝かせて見つめていました。Aさんの見つめている先にはいったい何があるでしょうか。(答えは後半で…)
さて、当園には食に関わる保育支援(食育)計画を作成しています。目標として全職員が子どもの生活の中の「食」に関わる事で、子どもが自らの心身の健康と豊かな人間性を育むことに繋げられるように支援しますとあります。具体的には、『ありがとうの気持ちを持てる子ども』『お腹のすくリズムの持てる子ども』『食べたいもの、好きなものが増える子ども』『一緒に食べたい人のいる子ども』『食事つくり、準備に関わる子ども』『食べたいものを話題にする子ども』を皆で育てます。目標を基に各年齢に応じた環境や配慮を行っています。例えば、乳児はゆるやかな育児担当制保育を行うことで、担当保育者が給食の準備の為にエプロン、三角巾を身につけ始めると子どもは『もうすぐ、給食が始まるのかな』と気付いて給食の身支度を自ら始めていきます。その過程で『お腹空いたな。給食楽しみだな。』と感じていきます。時計が理解出来ない乳児にとって周りの状況で気付く事のできるこの時間がリズムを作っていく上で大切となります。幼児は、ランチタイム制を取っています。自らお腹がすいたタイミングで給食に向かいます。また、一緒に食べる相手も選ぶことができます。幼児期は、特定の気の合う友達がいる子もいれば、遊びによって色々な友達と関わることを楽しむ子もいます。『今日は、Aちゃんと積み木で遊んだから給食も一緒に食べよう』と誘うことができます。言葉の獲得が盛んな2歳児クラスでは、子どもたちの目の前で一人ひとりに配膳を行っています。「ご飯どのくらい食べられる?いっぱい?」「これは、ブロッコリーだね」と食材一つひとつに保育者が言葉を添えながら盛り付けます。子どもは、喜びと共に『これは、ブロッコリーっていうんだな』と知ることが出来ます。また、実際に体験することで食への興味関心にも繋げています。袋井市在住の方から毎年、沢山の梅を頂けるので先日、各クラスで梅ジュース作りをしました。梅と氷砂糖で作った梅は毎日、容器を上下左右に動かしながらかき混ぜる作業があります。それも子どもたちの楽しみの一つです。美味しい梅ジュースが出来上がるでしょうか。
乞うご期待!(2ページ目に写真掲載)
さて、冒頭の答えですが、Aさんが息を呑むほどの美しさに心をうばわれたものは、給食のちらし寿司でした。金糸卵と鮭が綺麗にちりばめられて鮮やかな色彩だったのです。給食職員の想いが伝わった瞬間でした。
今月の聖句「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。」は、全身で喜びを表現する子どもの姿を通して側にいる大人が感じとることができます。
さて、当園には食に関わる保育支援(食育)計画を作成しています。目標として全職員が子どもの生活の中の「食」に関わる事で、子どもが自らの心身の健康と豊かな人間性を育むことに繋げられるように支援しますとあります。具体的には、『ありがとうの気持ちを持てる子ども』『お腹のすくリズムの持てる子ども』『食べたいもの、好きなものが増える子ども』『一緒に食べたい人のいる子ども』『食事つくり、準備に関わる子ども』『食べたいものを話題にする子ども』を皆で育てます。目標を基に各年齢に応じた環境や配慮を行っています。例えば、乳児はゆるやかな育児担当制保育を行うことで、担当保育者が給食の準備の為にエプロン、三角巾を身につけ始めると子どもは『もうすぐ、給食が始まるのかな』と気付いて給食の身支度を自ら始めていきます。その過程で『お腹空いたな。給食楽しみだな。』と感じていきます。時計が理解出来ない乳児にとって周りの状況で気付く事のできるこの時間がリズムを作っていく上で大切となります。幼児は、ランチタイム制を取っています。自らお腹がすいたタイミングで給食に向かいます。また、一緒に食べる相手も選ぶことができます。幼児期は、特定の気の合う友達がいる子もいれば、遊びによって色々な友達と関わることを楽しむ子もいます。『今日は、Aちゃんと積み木で遊んだから給食も一緒に食べよう』と誘うことができます。言葉の獲得が盛んな2歳児クラスでは、子どもたちの目の前で一人ひとりに配膳を行っています。「ご飯どのくらい食べられる?いっぱい?」「これは、ブロッコリーだね」と食材一つひとつに保育者が言葉を添えながら盛り付けます。子どもは、喜びと共に『これは、ブロッコリーっていうんだな』と知ることが出来ます。また、実際に体験することで食への興味関心にも繋げています。袋井市在住の方から毎年、沢山の梅を頂けるので先日、各クラスで梅ジュース作りをしました。梅と氷砂糖で作った梅は毎日、容器を上下左右に動かしながらかき混ぜる作業があります。それも子どもたちの楽しみの一つです。美味しい梅ジュースが出来上がるでしょうか。
乞うご期待!(2ページ目に写真掲載)
さて、冒頭の答えですが、Aさんが息を呑むほどの美しさに心をうばわれたものは、給食のちらし寿司でした。金糸卵と鮭が綺麗にちりばめられて鮮やかな色彩だったのです。給食職員の想いが伝わった瞬間でした。
今月の聖句「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。」は、全身で喜びを表現する子どもの姿を通して側にいる大人が感じとることができます。