園長 平野 春江
『毎日のお迎えの時、どんどん出来ていく屋台(やぐら)などを見て、こちらもワクワクする気持ちになりました。これから楽しいことが始まっていく予感、自分達が作っているという自信や満足感が積み重なっていくのは良い体験ではないかと思いました。』
先日、開催された幼児クラス対象の夏まつりの保護者の方のアンケートの感想です。その他にも大勢の皆様から温かな御言葉を頂きました。猛暑により午前中の室内開催となりましたが、保護者の皆様には柔軟にご対応頂きましたこと感謝申し上げます。夏まつりに向けてオリーブ(学童の小学生)やひまわり組(5歳児)を中心に、子ども達と共に準備を進めてきました。やぐらの柱の色塗りや射的コーナーで使用する廃材を使った鉄砲や弓矢、やぐらに飾る提灯など全てを保育者がサポートしながら子ども達が作り上げていきました。時間をかけて作り上げていく過程の中で、憧れのまなざしで見つめるちゅうりっぷ組(3歳児)や、すみれ組(4歳児)の姿もあり刺激を受けて『私たちも何か作りたい。お手伝いしたい。』という思いが芽生えていました。何より、「すごい!」という小さい子や保育者からの称賛の声を受けて、ひまわり組やオリーブの子ども達は生き生きと自信に満ちた表情をしていました。このような積み重ねにより自己有用感が高まっていきます。
当園の幼児クラスでは、保育室の扉を常に開放して子ども達が年齢の枠を超えて自分の好きな時間に好きな場所で好きな遊びが出来るようにしています。(3歳児は時間帯によって開放しています)現状、年齢ごとのクラス配置をしていますが、同じ年齢であっても成長・発達や興味関心は一人ひとり違います。すべての子どもの学びの権利を保障するためです。大人も子どもも学びの原動力は『憧れ』が大きいのではないでしょうか。「すごい!」「あんな風になりたい!」等、自分の周りにそのようなモデルとなる人がいることは幸せなことです。きっと、今回の夏まつりの準備を進めるお兄さんお姉さんの姿を見て真似てみようとする小さい子もいることと思います。異年齢が共に時間を過ごす環境は、保育者である大人が教えなくても見て真似る行為によって子ども自らが学ぼうとする機会を得ることができます。そして年齢が異なるからこそ成長・発達の違いは当然表れてくるため、子どもは他者との関わりの中で違いに気づき、認め合うことができるようになります。そのような時間を大切に見守っていきたいと思います。
乳児クラス(0,1,2歳児)の夏祭りは、平日のお迎えの時間帯に開催しました。お子様のペースに合わせてゆったりと親子で楽しむ様子が見られました。お忙しい中、ご参加下さりありがとうございました。
教育・保育理念より ~一人ひとりの違いに気付きお互いを認め合いながら共に主体的に生活する~
先日、開催された幼児クラス対象の夏まつりの保護者の方のアンケートの感想です。その他にも大勢の皆様から温かな御言葉を頂きました。猛暑により午前中の室内開催となりましたが、保護者の皆様には柔軟にご対応頂きましたこと感謝申し上げます。夏まつりに向けてオリーブ(学童の小学生)やひまわり組(5歳児)を中心に、子ども達と共に準備を進めてきました。やぐらの柱の色塗りや射的コーナーで使用する廃材を使った鉄砲や弓矢、やぐらに飾る提灯など全てを保育者がサポートしながら子ども達が作り上げていきました。時間をかけて作り上げていく過程の中で、憧れのまなざしで見つめるちゅうりっぷ組(3歳児)や、すみれ組(4歳児)の姿もあり刺激を受けて『私たちも何か作りたい。お手伝いしたい。』という思いが芽生えていました。何より、「すごい!」という小さい子や保育者からの称賛の声を受けて、ひまわり組やオリーブの子ども達は生き生きと自信に満ちた表情をしていました。このような積み重ねにより自己有用感が高まっていきます。
当園の幼児クラスでは、保育室の扉を常に開放して子ども達が年齢の枠を超えて自分の好きな時間に好きな場所で好きな遊びが出来るようにしています。(3歳児は時間帯によって開放しています)現状、年齢ごとのクラス配置をしていますが、同じ年齢であっても成長・発達や興味関心は一人ひとり違います。すべての子どもの学びの権利を保障するためです。大人も子どもも学びの原動力は『憧れ』が大きいのではないでしょうか。「すごい!」「あんな風になりたい!」等、自分の周りにそのようなモデルとなる人がいることは幸せなことです。きっと、今回の夏まつりの準備を進めるお兄さんお姉さんの姿を見て真似てみようとする小さい子もいることと思います。異年齢が共に時間を過ごす環境は、保育者である大人が教えなくても見て真似る行為によって子ども自らが学ぼうとする機会を得ることができます。そして年齢が異なるからこそ成長・発達の違いは当然表れてくるため、子どもは他者との関わりの中で違いに気づき、認め合うことができるようになります。そのような時間を大切に見守っていきたいと思います。
乳児クラス(0,1,2歳児)の夏祭りは、平日のお迎えの時間帯に開催しました。お子様のペースに合わせてゆったりと親子で楽しむ様子が見られました。お忙しい中、ご参加下さりありがとうございました。
教育・保育理念より ~一人ひとりの違いに気付きお互いを認め合いながら共に主体的に生活する~