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~ 優しい時間 ~

園長  平野 春江
 先月は、9月15日の敬老の日を祝して前後2週間を「おじいちゃんおばあちゃんと遊ぼう週間」としまして、お孫さんのクラスで半日ほど過ごして頂き、お孫さんや周りの園児との交わりの場を設けさせて頂きました。2週間、担当の職員が玄関先で受付をしていたところ、すみれ組(4歳児)の子ども達が「お手伝いしてもいい?」と自ら声を掛けてくれました。担当職員は「ありがとう。お願いします。」とその日から受付係をお願いすることにしました。来園して下さったおばあちゃんやおじいちゃんに笑顔で「おはようございます。」と挨拶をして、「スリッパをどうぞ。」と勧め「お部屋にご案内します。」と部屋までの案内役もしてくれました。子どもは、お手伝いをするのが大好きです。お客様のおもてなしをする職員の振る舞いを良く見ています。教えたわけではないのですが、そのままの振る舞いを真似してお客様のおもてなしをしてくれました。「ここに(受付)いたら、先生だと間違えられちゃうかもしれないね。」と恥ずかしそうにAさんがつぶやきました。4歳児らしい発想です。本当にそう思っているのです。可愛らしいつぶやきに温かな気持ちになりました。ご参加して下さったご祖父母様の様子を拝見しましたところ、お孫さんはもちろんのこと周りの園児も嬉しそうに関わる姿が見られました。それを受けて、お孫さんを含めた周りの園児とも優しくお話をしたり遊んで下さっていたのがとても印象的でした。日々、忙しくしている保育者でもお父さんやお母さんでもなく、ゆったりと受け入れて下さるおばあちゃんやおじいちゃんとの関わりが子ども達にとって心地よかったのだと思います。とても優しい時間が流れていました。また、この日の為に遠方から(新潟県や兵庫県等)ご参加下さった方もいて「今日、とんぼ返りです。でも、このような機会を設けて頂いてありがとうございました。」とおっしゃって下さいました。ご参加下さったご祖父母様にご挨拶に伺ったところ、「自由にのびのびと好きな遊びをさせてもらっていてとても良いですね。」「年少さんから年長さんまで広い開放された中で自分のやりたい事を見つけて元気に遊んでいる姿とても素敵ですね。」とのお言葉を頂きました。「自分がやってみたいと興味を持った遊びを選択して遊びこめる環境を用意しています。自分で興味を持った遊びはたとえ上手くいかなくても繰り返し挑戦します。そしてできた時の達成感を力にして少しずつ遊びの幅を広げていきながら様々な経験ができるようにしています。」とご説明させて頂きました。参加後のアンケートにも保育者への感謝と労いのお言葉を沢山頂きました。職員皆で拝読させて頂きました。今後の励みとなります。ありがとうございました。 
当園の教育・保育理念より~自己発揮できる環境の中で創造性を育てる~