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一人ひとりの成長の喜びを分かち合う

園長 平野春江
 謹んで新年のお喜びを申し上げます。ご家族の皆様揃って新年を迎えられたことと思います。1年の始まりを祝うかのように初日の出も綺麗に輝いていましたね。
 さて、昨年末のクリスマス祝会では、お子様へ心を向けた保護者の皆様のご参加により会場の皆様が一体となり温かな時間を過ごすことが出来ました。クリスマス祝会の趣旨をご理解頂き感謝申し上げます。アンケートでのご意見、ご感想も多く頂きました。内容の一部は、別枠(1月の園だより右下)で御紹介致しますが、皆様に御協力頂いた中、残念なことに一部の方がお願い事やマナーが守られていなかったとの御意見がございました。『子は親を写す鏡』ということわざもありますが、親の考え方や言動が、そのまま鏡のように子どもに映しだされます。どうぞご協力お願い致します。そして、クリスマス祝会も含め当園の行事は、日頃の教育・保育の延長線上に位置します。行事当日が全てではなく、プロセス(過程)を大切にしております。クリスマス祝会についてお伝え致しますと、どの年齢のクラスもアドベント1週目頃より、讃美歌を歌い、クリスマスに関する絵本に親しみ、世界に目を向け、様々な事象について関心を持ち、祈りと共に自分たちの出来ることを考えていきました。そのように喜びと共に過ごす中で、お子様一人ひとりの興味や関心、成長や発達、性格等により楽しみ方や表現方法、捉え方は様々です。保育教諭は、集団の中での個の姿をしっかりと捉え個々の姿や成長を見守り援助してまいりました。そして、『あなたの気持ち、あなたの成長』を他のお子様も交えながら喜びを共有しました。4,5歳児のページェント(降誕劇)も同様です。保育教諭より主イエス・キリストの御降誕の物語に登場する人物像や背景について話を聴き、子ども達各々が心に留め、表現していきました。表現方法も様々で、色々な役を演じてみる子、同じ役を何度も演じる子や讃美歌を綺麗に口ずさむ子、物語の場面を絵に描く子等です。アドベント期間を通して子ども達は、各々に『こういう風になりたいな。できるといいな。』と想い描き、仲間と共に同じ目的に向かって取り組みました。幼児期は認知能力の未熟さにより、自分の事を客観視することが難しく、その為、他人との比較ではなく過去の自分との比較によって、自分の能力の高さを自分で信じるようになります。だからこそ保育教諭は、子ども達一人ひとりの変化を見逃さず、共に喜び、認めてまいりました。そのプロセスを経て、仲間との話し合いの中で自分の意思で当日演じる役を決めました。このような教育・保育を様々な形で保護者の皆様に可視化し、愛するお子様の姿を他人との比較ではなく過去のお子様の姿からの成長としてご覧頂き喜びを分かち合えましたら幸いです。年初めに、あらためて保護者の皆様と教育・保育理念を共有してスタートしたいと思います。本年も神様の御心に叶う働きが出来るよう努めてまいります。どうぞよろしくお願い致します。

【聖隷こども園こうのとり豊田保育・教育理念】
わたしがあなたがたを愛したようにあなたがたも互いに愛し合いなさい。(ヨハネによる福音書13章34節)
◎愛されて、愛する心を知り、お互いが大切な存在であることを知る。
◎一人ひとりの違いに気付き、お互いを認め合いながら共に主体的に生活する。
◎自己発揮できる環境の中で創造性を育てる。
◎在園、地域の子育て家庭が、心豊かな環境で子育てできるように支援する。