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ホーム  > 園長コラム  > ~「ご入園、ご進級、おめでとうございます」~

~「ご入園、ご進級、おめでとうございます」~

園長 高木 智美
穏やかな春、桜のつぼみも膨らみはじめ開花が待ち遠くなってきましたね。
この4月より、平野春江園長の後任として浜松市にあります聖隷こども園めぐみより異動してまいりました、髙木智美と申します。不慣れなことも多くご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、どうぞよろしくお願い致します。
さて、年度末期間には保護者の皆さまにご協力をいただきましてありがとうございました。新年度に向けた準備や研修、保育の振り返り等、新年度へ向けての時間を持つことができありがとうございました。職員は研修の中で、聖隷の起源に触れ聖隷のこども園・保育園の理念について職員と確認する時間を持ちました。キリスト教の精神を基本理念とし、児童福祉法・児童憲章にのっとり、健康で安全・安心な乳幼児の保育・教育を目指し「愛されて、愛する心を知り、お互いが大切な存在であることを知る。」「一人ひとりの違いに気付き、お互いを認め合いながら共に主体的に生活する。」「自己発揮できる環境の中で創造性を育てる。」「在園、地域の子育て家庭が、心豊かな環境で子育てできるように支援する。」この4つの柱を理念とし、「今」を生きている子どもたち一人ひとりに、愛を持って豊かな心を育み「未来」に繋がるよう保育していくことを確認しました。乳幼児期は、人間の生涯の基礎が形成される時期であり、この時期に培われたものが生涯の生き方の基盤となると言われています。1979年にノーベル平和賞を与えられたマザーテレサという修道女がいます。彼女は貧困や病気に苦しむ人々に安息をもたらす活動を生涯貫き、「人を愛することの大切さ」を伝え続けました。マザーテレサの言葉の中に「自分が必要ない存在だと感じる事は、人にとって一番重い病なのです」というものがあります。私たちが生きていく上で必要なものはたくさんあります。有形無形の様々なものが数えきれないほどあります。その中で私たちが必要とされていると感じられること、これからの自分の人生に意味があると感じられること、人の役に立つ自分であると感じられること、それらは生きる上で必要なのではないかと思います。キリスト教保育では、子どもも大人も神様によって創造され、命を与えられた一人ひとりかけがえのない存在であり、神様の恵みの中に生かされていると考えられています。愛され大切にされていると感じることができる日々を重ねることで、子どもたちの自己肯定感が育まれ、豊かな心が育っていきます。大切な乳幼児期の子どもたちの成長に関りを持つ保育者として、子どもたち一人ひとりが神さまの愛「愛されている自分」を感じられるよう、愛情の感じられる空間で私たち保育者は謙虚な心、感受性豊かな心、些細な事を大切にする心を持って大切なお子様を守り成長を見守っていけるよう、喜びと感謝を持って日々関わりを持ちたいと思います。これからの子どもたちの歩みが神様に守られ、祝福されたものとなりますようにとお祈りして、職員一同精一杯務めさせていただきます。
この1年どうぞよろしくお願いいたします。