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ホーム  > 園長コラム  > 「ひっぱる?力のふじぎ。変わった?色のふしぎ」

「ひっぱる?力のふじぎ。変わった?色のふしぎ」

園長 高木 智美
雨上がりの水たまりに映る青い空、園庭の草花の葉についたしずくがきらきらと輝きこれから雨の多
くなる季節ではありますが、自然が描く風景に癒されます。
先日、きりん組の子どもたちが浜松市にある浜松科学館を訪れました。プラネタリウムを楽しみにし
ている子もたくさんいましたがコーナーも充実していました。力のコーナーを見に行くと、そこには
ロープを引っぱったり、重いものを動かしたりできる楽しい体験型の展示がたくさんありました。中で
も、モーターのはたらきを使った綱引きでは、片方にはモーターが繋がっていてもう片方にはついてい
ません。左右同時にひっぱりますが、モーターが付いた縄は軽い力で強い力を出せる仕組みになってい
ます。「綱引きやろうよ」と誘い合い、モーターのついている方には一人、もう一方には二人で勝負。
モーターの圧勝でした。他に風力を使ったボールレーンなどがひときわ人気でした。次に「光と色の
コーナー」にやってきました。カラフルなライトが並んだ部屋に入ると、壁には赤、青、緑のライトが
照らされていて、子どもたちは「きれい!!」と大はしゃぎでした。カラーボールの色を当ててみよう
というコーナーだったのですが用意されたカラフルなボールがライトに当てられ、色の変化を体験でき
ます。カラーボールの色を当てる子どもたち。ライトが当たると「あれ!?むらさき色になったよ!!
なんで?」次は「わっ!!ねずみ色みたいなみず色みたいになった!!」さらに、なんと白色になりま
した。「なんでしろ??」とびっくりの子どもたち。帰り道、H君が「知ってる?きいろって赤と緑で
できるんだよ。」と得意げに話しをしていました。先日園で行った色遊びを思い出し、今日体験した光
の色の組み合わせコーナーに刺激されたようでした。すっかり色博士になった子どもたちでした。子ど
もたちがこうして遊びに夢中になる姿は、私たち大人もわくわくさせられるものがありますね。じっく
りと遊んだり、思ったことをやりたい、やってみたいと夢中になる。おうちでのお子さんの姿に重なる
場面もあるのではないでしょうか。興味の対象にじっくりと関わることや、やりたいやってみたいわく
わくを実現しようとすることを存分に発揮できる環境だったり、それらを納得できるまでやり遂げる時
間をじゅうぶんに保障すること。私たち保育者が日々大切にしていることです。子どもたちの経験は多
くのことを感じて学びとなります。今日の経験が明日へと繋がっていくといいなと願います。