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「育ちの足あと」

園長 高木 智美
やわらかな春の日差しの中、子どもたちは進級・進学への期待を胸に、残りの日々を
大切に過ごしています。園庭では少し背の伸びた姿で元気いっぱいに走り回る子どもた
ちの姿があり、この一年の確かな成長を感じます。
年下の友だちに優しく声をかけたり、困っている子にそっと手を差し伸べたりする姿も
多く見られるようになりました。自分のことで精いっぱいだった姿から、周囲に目を向
けられるようになった心の成長は、何よりうれしい変化です。この一年間、子どもたち
は遊びや生活、様々な経験を通して心もからだも大きく育ちました。うまくいかないこ
とに出会いながらも、それを乗り越えようとする力、友だちと共に喜び合う力、自分ら
しく表現する力が、日々の中で確かに育まれています。
先日、ひらがなに興味を持ち始めたA君が、自分の名前を書こうと何度も挑戦してい
ました。文字の形がなかなか整わず、首をかしげていましたが何度も書いているうちに
最後には納得のいく文字を書き上げ笑みがこぼれていました。勉強というと机に向かう
姿を想像しがちですが、園での学びは生活や遊びの中にあります。数を数えながらおや
つを分けること、図鑑を見ながらどうしてだろうと考えること、友だちと相談して遊び
を進めること、友だちと気持ちを伝えあうこと、失敗から学ぶこと…それらすべてが大
切な学びです。私たちが何よりうれしく思うのはできることが増え、やってみようとす
る心が育っていることです。その心こそがこれからの人生を支える大切な土台になると
感じています。
保護者の皆様には、日々温かく見守り、支えていただきましたことに心より感謝申し
上げます。残りわずかな園生活も、一日いちにちを大切にしながら、子どもたちの育ち
を丁寧に見守ってまいります。そして新しい一歩へと進む子どもたちを、温かく送り出
したいと思います。