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仲間

                                           岡田 絵里子

心地良い風が吹き、新緑の季節となりました。先日はお忙しい中、保護者会総会・クラス懇談会にご参加いただきありがとうございました。新年度が始まり1か月、まだまだ園の環境や生活に慣れないお子さんもいるかと思いますが、それでも安心できる職員を見つけて不安な気持ちを受け止めてもらい、少しずつ楽しいことを経験しながら笑顔もみられる時間が増えてきたように思います。安心して眠ったり、食事ができるようになるには少し時間がかかるかもしれませんが、保護者の皆様にも安心していただくことができるように関わっていきたいと思います。
 先日給食を幼児クラスで一緒に食べていた時のことです。ぱんだ組の子どもたち数名が1テーブルに集まり、席についている子たちは食べる準備ができていました。近くにいた私が「一緒にお祈りしようか?」と言うと、1人の子が「ちょっと待って!まだ〇〇くんが座ってないから。」と。見ると、ご飯の準備をするために席を立っている子がいました。年中クラスになったばかりの子たちで、まだまだ自分のことが中心になっても当たり前の時期にも関わらず、このような声があったことにびっくりしたと同時に、感心しました。そしてすぐに担任にも報告して共有しました。子どもたちは、互いに自己主張をしながら一緒に過ごし、時に周りの大人に仲介してもらいながら自分の思いだけでなく相手にも思いがあることを知っていきます。様々な感情の中で子どもが自分自身で考えたり、感じたりしながらいつの間にか周りの子を大切な「仲間」だと認識していくことを改めて感じました。その後、みんなが揃ってから一緒に感謝のお祈りをしていただきました。これは日常の中の些細な出来事かもしれませんが、その場面に一緒にいることができてとても嬉しかったです。今は私も少しずつ子どもたちと関わっているころですが、先日は年少クラスの子の手洗いを一緒に確認しているときに、ふと「あなただれ?」と聞かれました。思わず笑ってしまいました。慌てて「ごめんね、そうだよね、知らない人でびっくりしたよね。」と、その場で自己紹介をしました。こんなやり取りからも子どもの素直さや、柔軟性、優しさを感じます。
 保育者も子どもと共に過ごす「仲間」でありたいと思います。良かれと思って「こうしてみたらどう?」と声をかけたくなってしまうことも多いですが、まずは、子どもが何を考えているのか?どうしようとしているのか?一旦立ち止まって一緒に考えられる存在でありたいですね。