園長 岡田 絵里子
朝夕は比較的涼しい風を感じるようになりましたね。気温を確認しながらではありますが、時間によっては園庭で遊べる日も出てきました。とは言え厳しい残暑が続きますので、引き続き体調管理をしながら夏を乗り越えたいと思います。
さて、先月の夕涼み会はお忙しい中大勢の皆様にご参加いただきありがとうございました。卒園児も遊びに来てくれ、職員も喜んでおりました。卒園しても園を思い出して寄ってくれたり、なつかしい友だちと会ったりできる機会は大事だなと思います。子どもたちにとっても保護者の方々にとっても、いつでも戻れるほっとできる場でありたいと改めて思いました。保護者会役員の皆様方も、お忙しい中準備や当日のお手伝いありがとうございました。
先日、ぱんだ組の保育室に用事があって出向くと、お部屋のコーナーでそれぞれに好きなことで遊ぶ子どもたちの姿がありました。日ごろから各クラス、子どもたちの様子を見ながら保育室の環境を変えたり、整えたりしていますが、その大事さを改めて感じた一場面でした。その1つのコーナーで、おはながみやクレープ紙を使って、女の子たちがリボンやコサージュのようなものを作っていました。「今度ママがお友だちの結婚式に行くから、その時にお洋服につけれるように…」と色とりどりのクレープ紙でコサージュを作ったり、小さいリボンをたくさん作って自分の洋服や髪の毛にセロテープでくっつけたり。その中の一人の子が、「ちょっと見ててよ!」と言って、クレープ紙を横に引っ張りました。すると破れることなく伸びました。「すごいでしょ、長くなるの!」とすでにそのことを知っていました。「え、すごいね、なんで破れないんだろうね。」と言いながら「じゃあ、こっち向きで引っ張るとどうなる?」と違う方向に引っ張ってもらうと、縦に(紙の繊維に沿って)切れました。切れた瞬間の驚いた表情…。紙の性質に気が付いたその子は、繊維に沿って縦に手で切りながら、また別のものを作ろうと考えていました。ふとした瞬間に、子どもたちが「気づく」「発見」することがありますが、その瞬間に一緒にいられたことがとても嬉しいなと思いました。私が、おはながみに手を伸ばし「これはどうかな?」と言うと「それは違う紙だから伸びないよ」と教えてくれました。自分たちでたくさん触って、作っているうちにその物の性質を知っていったんだと思います。いつの間にか知り、覚えていくこともありますが、大人が少しヒントを出すことも必要だなと改めて感じました。その子たちが私のために、髪の毛につける飾りを作ってくれたので「つけてもらっていい?」とお願いすると、「え?セロテープでとめていい?」と気を使ってくれるような言葉があったり、別の子は「それでお仕事するの?やめた方がいいと思う」と本気で心配してくれたりして、最終的に洋服を飾ってもらうことで落ち着きました。子どもたちから改めて「遊びから学ぶ」ことを教えてもらったように思います。自分たちの手で触り、確かめながらその物の性質を知っていくことは、子どもたちにとってとてもワクワクする楽しいものです。「やってみたい」の気持ちが芽生え、五感が刺激されるような経験がたくさんできる保育室の環境、そして私たち保育者の関わり方を引き続き学び続けたいと思っています。
最後になりましたが、8月は夏季特別保育期間のご協力をいただきありがとうございました。



