５月の聖句

宝塚栄光教会牧師　岩間　洋　
　以前、廃線ハイクに行ったことがあります。今は使われなくなった鉄道の線路の上を、周囲の景色を見ながら歩くのです。途中でトンネルに入りました。照明はありません。自分の足元も見えないくらい真っ暗闇です。しかし、懐中電灯を持っている人に足元を照らしてもらったので、安心して歩くことができました。
　聖書のみ言葉は、足元を照らす灯のようなものです。み言葉によって、私たちは間違いなくまっすぐに進むことができます。私たちの周りには、誘惑や危険がたくさんあります。一見益になるように思わせながら、実は大きな罠（わな）だったりすることもあります。けれども、神様のみ言葉の光に照らされ、その光に従っていくなら、必ず正しい道へと導かれます。
　あゆみ保育園では、毎週月曜日に礼拝が行われています。神様をほめたたえる賛美歌を歌い、神様のみ言葉を聞きます。み言葉は必ずしも優しいとは限りません。時には“果たして子どもたちに理解できるかな”と思うようなみ言葉もあります。しかし、たとえその時は十分理解できなくても、聞き続けていく中で、少しずつ分かってきます。まことの光であるみ言葉に道を照らしていただいて、まっすぐに進んでいきましょう。