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3月の聖句

そのとき、イエスは言われた。「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです。」(ルカによる福音書23章34節)


十字架の上のイエス様

宝塚栄光教会牧師 岩間 洋
 新型コロナウイルス感染拡大が大問題となり、世界中の人々が恐怖と不安にさらされています。神様の守りと助けが皆様の上にありますようにとお祈りしています。
 イエス様が墓の中から復活されたことをお祝いするイースターは、今年は4月12日の日曜日です。それよりさかのぼって40日間が、受難節(レント)と言われる期間です。イエス様が十字架の苦しみを味わわれたことを深く覚える期間です。イエス様は神様の独り子でしたが、私たちと同じ人間となってこの世に来られました。それは、私たち人間を罪から救うために、十字架にかかることを目的としていました。何の罪も犯さなかったイエス様は、私たちの罪を一身に背負って、私たちの身代わりに十字架にかかられたのです。
 イエス様が十字架の上で、開口一番に語られた言葉が、「父よ、彼らをお赦しください」でした。普通、十字架にかけられた罪人は、まわりの人々を口汚く罵りながら死んでいったそうですが、イエス様は罵るどころか、ご自分を苦しみにあわせている人々の赦しを神様に求めながら死なれました。「彼ら」とは、この私たちのことです。イエス様は、私たちの罪が赦されるようにと、あの苦しい十字架の上で祈り続けられたのです。なんという愛でしょうか。このイエス様の愛を受け取って、私たちも人を赦す者としていただきましょう。