とこしえの愛

愛という言葉は、私たちの心を和ませ、温め、喜ばせます。しかし、私たちの周りにどれだけ本当の愛があるでしょうか。親がわが子を虐待する事例は、枚挙に暇がありません。息子・娘が自分の親を殺害する事件もよく起こります。親友だと思っていた人に裏切られるということも、珍しくありません。なぜこのような痛ましい事が起こるのでしょうか。それは、愛が人間から出たものだからです。親子の愛も、男女の愛も、友愛も、人間が本来持っているものですから、“ここまで”“これ以上は無理”という限界があります。人間の愛は、永遠・不変のものではないのです。
けれども、神様の愛は永遠・不変です。神様は、私たちに「わたしは、とこしえの愛をもってあなたを愛」していると語ってくださいます。その証拠として、神様はその独り子イエス様をこの世に送り、十字架におつけになりました。神様に背を向けて自分勝手な道を歩んでいた私たちを赦し、受け入れてくださるために、私たちの身代わりにイエス様を十字架におつけになったのです。神様は、そこまでして私たちを愛してくださったのです。この神様の愛は、とこしえの愛です。限界がありません。この愛を、そのまま受け取らせていただきましょう。
宝塚栄光教会牧師　岩間　洋