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「ひまわり」

毎日、暑い日が続きます。時々、空が暗くなりゴロゴロ聞こえてくる日もありますね。夕立は高い気温を下げてくれるので、大変ありがたい気象ですが、最近は南国のスコールのような降り方のため、こちらは残念な気象になってきました。また、雷さまの到来も子どもたちにとってはドキドキするようで、先日の雷でつくし組さんに「おへそ取られてない?」と聞くと「取られてないよ」と言いながらお腹を覗いたり隠したりと、とても可愛らしい様子を見せてくれました。
夏本番になるとお花屋さんやご家庭のお庭でひまわりを見かける機会が増えてきます。「あ~、夏だなあ」と感じる風景ですが、野上あゆみ保育園では、お泊まり保育(今年は“夜まで楽しい保育”)への取り組みが始まると夏を感じます。ひまわり組だけの行事で、保育園生活の中で大半の子どもたちの心に残るものとなります。毎年、職員全員で準備をし、何をしようかと担任にも秘密のビッグプロジェクトがスタートします。また、子どもたちが楽しみにしているTシャツ作成は、ひまわり組が作ることもあり「ひまわりTシャツ」と呼ばれ、すみれ組さんの憧れの的です。一つのテーマを基に、子どもたちがイメージして絵を描き、色を塗っていきます。ここにも「思考力、判断力、表現力の基礎」につながる活動が出てきます。また、先月のなつまつりごっこの後にひまわり組では、経験したことを表現してみようと画用紙に絵を描いていました。これは、“幼児期の終わりまでに育ってほしい姿”の「豊かな感性と表現」になります。心を動かす出来事などに触れ感性を働かせる中で、表現する意欲をもつようになり、やはり日頃の活動や行事を通して、自身が感じたり考えたりしたことを表現したり、友だちと表現する過程を楽しんだりしながら培われていくものです。日々の活動を具体的に考えていくと一つ一つが子どもたちの成長につながっていることがよくわかります。このように夏を代表する行事は子どもたちの成長と共に着々と進んでいますが、クラスが育てている“ひまわり”は少し時間がかかっているようで、まだ咲く気配がないようです。       小南 律子