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「福の神」

先日、ひまわり組さんが園庭に置いた容器に氷が張っていました。大きさや形、容器の素材など、何が影響するのかわからないのですが、氷になっているものとなっていないものがあり、それぞれなんだなあと新たな発見でした。まだまだ寒さが続くので、しばらくは寒さの中の冷たさを体感していけますね。
そして、子どもたちがドキドキの節分がやってきました。すみれ組では鬼を見たことのある野上育ちの子どもたちが逆瀬育ちの子どもたちに鬼がやってくることを伝えていました。すみれ組さんは鬼が来る前からしっかりシミュレーションして対策を練って(?)いましたよ。ひまわり組さんでは、「今年の鬼は園長先生と妻藤さん(看護師)がするんじゃない。去年もしてたし」とのうわさ話がちらほら出ていたようです。一度も鬼をしたことがなく、毎年みんなと一緒に豆まきしてるのに、こうやって誤報が流れていくのですね。そして何より、今年は初めて福の神が登場しました。少し、計画とずれが生じてしまいあまり目立たず、子どもたちは気付かないのか鬼の方に夢中でした。アピールの仕方が今後の課題です。あとで子どもたちのところへ行くと、鬼が来たことを口々に伝えようとします。「心の鬼が来たんだよ。心に鬼がいる人は見えるんじゃない?」と話すと直後は驚くのですが、「豆まいたから大丈夫だよ」との返事です。経験したことを伝え、理解し、やり取りを楽しむことができています。ことばの領域で大切にしている『伝え合う、聴き合うことの楽しさや喜びを感じられる子ども』に育っているように思います。
シリーズでお話してきました24節気はスタートの立春、雨水になりました。一年の始まりの『立春』では、生き物が春支度を始め、ウグイスの鳴き声が聞こえるなど、春の足音が近づいてきます。イメージしてもあたたかい気持ちになれますね。『雨水』の頃には、この周辺では見かけることがほとんどありませんが春霞が出てきます。霞を食べて生きる仙人の気分を味わえるころですね。          小南 律子