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「ご入園、ご進級おめでとうございます」

朝晩の寒暖差はあるものの、肌で感じる風の温かさはもうすっかり春ですね。冬の間、茶色い枝だけになっていた木々から新芽が芽吹き、自然の営みは途切れることがなく、その生命力に心強さを感じます。ご入園・ご進級おめでとうございます。野上あゆみ保育園では新しく  28名のお友だちを迎え、2024年度の保育がスタートしました。
私は、今年度より野上あゆみ保育園の園長を務めさせていただくことになりました岸本正子と申します。どうぞよろしくお願いいたします。早く子どもたちの名前と顔が覚えられると良いなと思います。
新年度は、きっと子どもだけでなく保護者の皆さんも新しい生活の始まりにドキドキされていることでしょう。「それで良いんだよ。」「だいじょうぶ。」というように受け入れられて安心するのは、大人も子どもも同じです。新しい人たちと出会うということは、新鮮であると同時に不安や緊張が伴うものです。私も内心はドキドキしています。子どもはもちろんのこと、保護者の皆さんにも、ひとり一人と丁寧な関りを努めてまいりますので、分からないことがあれば遠慮なくお声掛けくださいね。
野上あゆみ保育園ではキリスト教保育を行っています。キリスト教保育では、礼拝やクリスマス祝会などの行事のように目に見えることももちろん大切にしていますが、「私たちは皆、神さまの大きな愛によって守られている」という目に見えない部分をとても大切にしています。全ての人が神さまから等しく愛をいただいています。子どもたちには、自分が愛されていることを知り、ひとり一人がかけがえのない存在であることを日々の保育を通して伝えていきます。ひとり一人を大切にする園生活そのものがキリスト教保育です。子どもは、愛され受け入れられていく経験によって、人に対する信頼感が芽ばえ、心が安定していきます。ありのままの自分を認め、自己肯定感が育まれます。そしてこの時期に培われたものが、生涯にわたる心の基盤になると言われています。
保育園は、子どもにとって「園生活が家庭的で穏やかな雰囲気の中で、安心して生活できる場」であり、保護者の方にとって「保育士と協力し合いながら共に子育てをする場」でありたいと思います。そして、保育園は子どもたちのために大人同士がつながることが出来るかけがえのない場所です。ご家庭と一緒に子どもたちの成長を育んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。                                               岸本 正子