先日、玄関にいるカブトムシの幼虫が成虫になりました。第一発見者の男の子とお母さんは、春から毎日親子でその日を楽しみに観察していたそうです。カブトムシに向かって、「おめでとう!」と声をかけるお友だちもいて、こちらもうれしい気持ちになりました。
6月、関西保育福祉専門学校から3歳児クラスに実習生が入っていました。実習も終わりに近づいた頃、担任と共に振り返りの話し合いを行いました。実習の感想の中で、「子どもが次の行動に移る時は全員が揃うまで皆で待つのではなく、個々のペースで進めていたことが良いなと思いました。」と話をしてくれました。続けて、「もし僕やったら、最初から待っていたら早くしてほしいと思ってしまうだろうし、ゆっくりの子どもは自分のペースで進められると、慌てず落ち着いて出来るから良いなと思いました。」とも話していました。子どもの行動に対して自分ならどう思うか、と置き換えて考えられることが、ごく自然にできていた事に私は感心しました。大人になるとどうしても大人の都合で物事を考えてしまうので、子どもの思いに立って考えることは意外と出来ていないことが多いからです。
さらに続けて、皆が次のことを始めているのに、ずっと遊び続けている子はどうするのかな、思っていたら、周りを見て皆が居なくなると、自分から片付けて次の活動に移っていたことに、「すごいな。」と思ったそうです。「早くして。」とか「もう片付だよ。」と注意のような声掛けをしなくても、自分で回りを見て、気づいて行動することができることに驚いたそうです。
3歳になると友だちや外の世界への関心が強まっていきます。そして徐々にルールを守ると楽しく過ごせることが分かり始めます。自分で考えてやってみる、この経験の積み重ねが自立の始まりになっていきます。実習生は、3歳児の内面の発達を実習の中で学ぶことが出来たのだと思います。そして、実習生の視点を通して私自身も改めて子どもの育ちを一緒に喜ぶことができました。
今、保育園では7月11日の夏まつりごっこに向けて、3,4,5歳児クラスを中心に準備を進めています。今年は、つくしぐみ、すみれぐみ、ひまわりぐみからお店が出店される予定です。大きなクラスは子ども同士で話し合ってお店を決めましたが、子どもたちから予想を超える様々な意見が出たことに担任が感心していました。子どもがやってみたいと思う夏まつりを実現できるよう、準備の過程も大切にしながら保育士も一緒に楽しんでいきたいと思います。
今年度に入り、ペットボトルやゼリーカップ、新聞紙、ご家庭で不要になったタオルやハンガーなどの持ち寄りにご協力いただきありがとうございます。現在子どもたちとSDGsに取り組んでいますが、使わなかったり、捨ててしまったりする物を利用して園生活に活かしていくことを、子どもたちとも共有していきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
岸本 正子
6月、関西保育福祉専門学校から3歳児クラスに実習生が入っていました。実習も終わりに近づいた頃、担任と共に振り返りの話し合いを行いました。実習の感想の中で、「子どもが次の行動に移る時は全員が揃うまで皆で待つのではなく、個々のペースで進めていたことが良いなと思いました。」と話をしてくれました。続けて、「もし僕やったら、最初から待っていたら早くしてほしいと思ってしまうだろうし、ゆっくりの子どもは自分のペースで進められると、慌てず落ち着いて出来るから良いなと思いました。」とも話していました。子どもの行動に対して自分ならどう思うか、と置き換えて考えられることが、ごく自然にできていた事に私は感心しました。大人になるとどうしても大人の都合で物事を考えてしまうので、子どもの思いに立って考えることは意外と出来ていないことが多いからです。
さらに続けて、皆が次のことを始めているのに、ずっと遊び続けている子はどうするのかな、思っていたら、周りを見て皆が居なくなると、自分から片付けて次の活動に移っていたことに、「すごいな。」と思ったそうです。「早くして。」とか「もう片付だよ。」と注意のような声掛けをしなくても、自分で回りを見て、気づいて行動することができることに驚いたそうです。
3歳になると友だちや外の世界への関心が強まっていきます。そして徐々にルールを守ると楽しく過ごせることが分かり始めます。自分で考えてやってみる、この経験の積み重ねが自立の始まりになっていきます。実習生は、3歳児の内面の発達を実習の中で学ぶことが出来たのだと思います。そして、実習生の視点を通して私自身も改めて子どもの育ちを一緒に喜ぶことができました。
今、保育園では7月11日の夏まつりごっこに向けて、3,4,5歳児クラスを中心に準備を進めています。今年は、つくしぐみ、すみれぐみ、ひまわりぐみからお店が出店される予定です。大きなクラスは子ども同士で話し合ってお店を決めましたが、子どもたちから予想を超える様々な意見が出たことに担任が感心していました。子どもがやってみたいと思う夏まつりを実現できるよう、準備の過程も大切にしながら保育士も一緒に楽しんでいきたいと思います。
今年度に入り、ペットボトルやゼリーカップ、新聞紙、ご家庭で不要になったタオルやハンガーなどの持ち寄りにご協力いただきありがとうございます。現在子どもたちとSDGsに取り組んでいますが、使わなかったり、捨ててしまったりする物を利用して園生活に活かしていくことを、子どもたちとも共有していきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
岸本 正子