グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム  > 園長コラム  > 「保育士の主体性 ~一人の気づきが、園の力になる」

「保育士の主体性 ~一人の気づきが、園の力になる」

今年は平年よりも台風がよく発生する年になると予想されていますが、梅雨の合間にまぶしい太陽が顔を出すと、暑くても元気に園庭を駆け回り、プール遊びが待ち遠しい子どもたちです。台風の接近やジメジメした暑さなど気候の変化に注意し、大人も子どもも長めの睡眠やゆったりとした休息を意識していきたいですね。
前号で、子どもたちの主体性を育むためには、まず私たち大人が主体的に学び、考え、行動することが大切だという思いから、職員間で研修を受けていることをお伝えしました。
主体性とは、決められたことを行うだけではなく、目の前の子どもや人との関わりの中で感じたことを大切にし、「もっと知りたい」「こうしたら良いのではないか」と考え、仲間と対話しながら一歩を踏み出していく力です。
樋口先生の学びを通して、私たちは子どもの行動だけを見るのではなく、その奥にある思いや願いを丁寧に受け取ることの大切さを学んでいます。子どもが主体的に育っていくためには、大人が先回りして答えを用意するのではなく、子どもの声や姿から学び、環境や関わりを考えていくことが必要です。
今回、一人の保育士から「お父さんの会をやってみたい」という声が上がりました。そこには、「子どもたちにとって大切な人と園がつながる時間を作りたい」「子どもの育ちを一緒に喜びたい」という願いがありました。その思いを職員同士で共有し、形にしていく中で、第2回の開催へとつながっています。
また、その姿を見た別の保育士から「保護者の方誰でも参加できる会もやってみたい」という新たな声も生まれました。当日は、手作りの梅シロップ入りジュースやあんずジャム(園庭産)を囲んで和やかに茶話会が開催され、10組を超える参加がありました。
加えて、「保護者の方ともっとつながろう!」を目的に今年度新たな研究グループを立ち上げた職員もいます。(どんな風につながっていくかは、私も楽しみにしているところです。)
一人の気づきや願いが、周りとの対話を通して広がり、新しい取り組みになっていく。これは、私たち保育士自身が主体的に保育を創っている姿でもあります。
また、家族の形はそれぞれです。お父さん、お母さん、祖父母の方など、子どもにとって大切な人とのつながりを大事にしながら、家庭と園が共に子どもの育ちを支えていきたいと思います。
子どもの主体性を育むために、まず大人が学び続け、互いの思いを認め合いながら成長していく。そして、私たち大人が、子どもたちの姿から学び、問いを持ち、考え続ける姿勢を大切にすることで、子どもたちの主体的な育ちを支える環境につながっていくと考えています。これからも、大人も主体的に子どもたちの「やってみたい」を大切にする保育を、職員みんなで創っていきます。
                                           岸本 正子