６月の聖句

　今月の聖書の言葉は、聞くと元気がでそうな響きがして、さっと読むと前向きに生きるポジティブな生き方を呼びかけているように聞こえるのではないでしょうか。聖書でこの言葉の前後を読むと、実は「求める」とは、神様に求めることを指しています。神様に求めること。祈ることです。
　あるカトリック教会の司祭が、祈らないことは目隠しをして樹海のなかに入っていくようなことだと記しています。自分の判断、自分の見ていることを絶対化して、間違いのない道を歩いているんだと思うとき、道に迷ってしまっていることにさえ気づけない、最も危険な状態にあるのかもしれません。
この園で必要な知識や経験を身に着けながら、子どもたちが先生方と折々に祈るときをもちます。わたしたちが何をもっているからでも何ができるからでもなく、ただ子であるから愛して、日々恵みを与えてくださる天の父の愛を満身に受けて、子どもたちが豊かに成長しますよう、心からお祈りします