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ホーム  > 園長コラム  > 10月コラム「ごっこ遊びの魅力」

10月コラム「ごっこ遊びの魅力」

「ごっこ遊びの魅力」

 涼しい秋空に、高く澄んだ空。大きく深呼吸したくなるような、気持ちの良い季節になりました。子どもたちの戸外での活動も活発になり、散歩に出掛けたり園庭でボール遊びや縄跳びで身体を動かしたり、朝顔やオシロイバナなど草花を使った色水遊びなどで、好きな遊びを夢中になって楽しんでいます。
さて、先日4歳児の子どもたちが「お祭りごっこ」を行い、他クラスの子どもたちがお客さんになってやりとりを楽しみました。その様子をご紹介させていただきます。最初に、“やたいのおやつ”と“くすのきだんちのあきまつり”の本を読みました。すると、「おいしそう」「お店を作りたいね」と子どもたちから意見が出て園にある姫リンゴを収穫し、りんご飴のクッキングをしました。その後、どのようなお店屋さんをやりたいか子どもたちと考え、食べ物の製作や看板作りをしました。また、おみこしを職員が作り子どもたちが、「ここはこの色にしようか」「ここに貼ろうかな」と相談しながら装飾をしてくれました。連日、準備をしている子どもたちの目はキラキラしていて、わくわく感が伝わってきました。当日は、たこ焼き屋さんのA君は、ハチマキを巻いて「シューシュー」音を口で発しながらたこ焼きを焼く真似を楽しんでいました。B君はベンチに座り、パックに入った焼きそばを割りばしでおいしそうに食べる真似をしていました。また、法被を着た子どもたちが園の中を「わっしょい」「わっしょい」とおみこしをかついで練り歩く姿は本当のお祭りの様でした。その日の子どもたちの表情は、満足そうで忘れられません。そして後日お客さんだった2歳児クラスでは、チョコバナナの製作を楽しみました。みなさんは子どもの頃どのような「ごっこ遊び」を経験してきたでしょうか。おうちごっこ、お店屋さんごっこ、先生ごっこなどいくつか思い浮かびあがると思います。年齢や発達段階によって遊び方は様々ですが、自分がなりたい役になってみること、ふるまうこと、その役になって自由に展開できる、工夫できる、真似できることがごっこ遊びの魅力なのではないかと思います。ある保護者から、「今年も去年もコロナがあり、お祭りに行って出店で買い物をする経験ができませんでした。なので、‟お店屋さんごっこ‟をして楽しむことができてよかったなと思います。」とおたよりにてお言葉をいただきました。保育の面白さや保育者の
思いが伝わり嬉しく思いました。