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3月コラム「おおきくなったことを喜ぶ」

「おおきくなったことを喜ぶ」

 吹く風や太陽に日差しがとても心地よく、あちらこちらで冬の間も神さまが守り育てていてくださった、たくさんの「小さな命」が芽吹き、春の訪れを知らせてくれています。そして、早いもので今年度も残りひと月となりました。今年1年を振り返ると新型コロナウイルス感染症と向き合いながら、どうしたら子どもたちが安心で安全にすごせるか、『今、子どもたちにとって大切なことは何か』を考えながら過ごしてきました。行事の縮小や中止・朝の受け入れの仕方や健康観察等、保護者の皆さまに、ご理解・ご協力をいただけたことに心より感謝いたします。
 さて、先月予定していた5歳児クラスの卒園遠足が延期となった為、お楽しみとして園内でスタンプラリーを行いました。問題を出す5人の職員が園内のどこにいるか、グループごとに探す事からゲームは始まりました。私は小学校で使うだろうと思われる楽器当てクイズをしました。子どもたちは、見えない音(楽器)が何なのか耳を澄まして考えていました。二つの楽器を同時にならすと更に集中力は増します。「カスタネットと鈴」「タンバリンとトライアングル」等グループの友だちと相談をして考えた楽器名を言葉にして発表してくれました。「正解は…」と楽器を見せると子どもたちは笑顔で飛び跳ねて喜んでいました。その他に、身体を使った遊びや、問題の答えをひらがなで書くなど、友だちと力を合わせて問題を解いて楽しみながらスタンプを押してもらいました。私たちは教育・保育を行うにあたり、保育目標、内容とねらい、指導、援助、年間計画などのすべてを含めた目標を達成するための全体的な計画(園の羅針盤)を作成しています。その中に「5歳児の教育及び保育内容」の言葉の項目に「共通の目的に向かって友だちと話合い、自分の思いと友だちの思いに折り合いをつけるなど言葉によるコミュニケーションを行う」があります。子どもたちは日々の生活や遊びを通してこのような場面を経験をしています。さまざまな経験から、自分の考えを持ちながらも相手の思いを聞いたり考えられる子どもに育ってほしいと思います。
最後になりますが、保護者のみなさまには、1年間園の運営にご理解とご協力をいただきましたことに、感謝いたします。ありがとうございました。