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11月コラム「子どもは絵本が好き」

「子どもは絵本が好き」

 朝夕の空気がとても冷たくなってきて、秋の深まりを感じます。赤や黄色、茶色に変化していく木々の葉の彩りがとても美しく、心を和ませてくれます。先月15日に行われたわんぱくひろばは、良い天気に恵まれ保護者の皆様もご参加とご声援をありがとうございました。残念ながら4歳児クラスはその週に体調不良の児が複数いた為中止としましたが、後日幼児クラスでわんぱくひろばごっこ行い、かけっこや玉入れなどをして楽しい時間を過ごしました。また、幼児クラスの親子遠足の時には4歳児クラスのリレーを行い保護者の皆様にも観ていただき子どもたちはとても嬉しそうでした。保護者の皆様のご理解とご協力に感謝申し上げます。
 さて、先日こどもの友社の加藤之(ゆき)教(のり)氏を招き「絵本の読み聞かせ・選び方」をテーマに園内勉強会を行いました。普段私たちは、絵本を子どもに読み聞かせをしていますが、加藤氏に絵本を読んでもらうと絵本の世界に入り込み主人公の気持ちになって物語を楽しんだり、絵をじっくりと見ることができました。読んでもらう経験は大人になるとほとんどなくなってしまいます。皆さんは子どもの頃に親に読んでもらった経験を覚えていますか。私は、父があぐらをかいた膝の上に座り、昔話やアンデルセンのお話を読んでもらった事を今でも覚えています。加藤氏は、「絵本は子どもと一緒に大人が楽しむものである。お母さんやお父さんに絵本を好きになってほしい。大人が思っている以上に子どもは絵本が好きです」とおっしゃっていました。また家庭で絵本の読み聞かせをする時にしてほしくないことは、①勉強、しつけの道具にはしない。(例えば、地獄の絵を見せながら脅かすのはNGです)②読み終わった後に感想を聞く。(大人から「どうだった」と聞く)子どもから出る感想は聞いてあげてください。絵本の役割は、自分の思いを伝える言葉の力がつき、語彙力(思考力)が身につき、聴く力(人の話を集中して聴く)が養われ、心の栄養(共有体験・アタッチメント)になり、文章力がついてくるといわれています。良いことがたくさんです。最後に加藤氏のおすすめの本の中から1冊ご紹介します。「母の友」特選童話集 『子どもに聞かせる一日一話』 福音館 寝る前の1冊としていかがでしょうか。 図書コーナーに置きましたのでぜひご覧ください。