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2月コラム「必要な援助を考える」

「必要な援助を考える」

 暦の上では立春を迎えますが、まだまだ寒い日が続きますね。暖かい春が待ち遠しいです。先日は、マラソン大会(幼児クラス)にご参加いただきましてありがとうございました。前日までに強い寒気が流れ込み、雪も降り天候や校庭のコンディション等心配しましたが、当日は晴天に恵まれマラソン日和となりました。また、ここ数年は中止や縮小した開催でしたが、今回は都田南小学校の校庭で行い、園内の感染症も流行していない状況から、人数制限をかけずに集うことが出来ました。卒園児の学童さんや祖父母のみなさま、ご家族みんなで応援に来てくださり嬉しく思いました。こどもたちは、マラソン大会当日までに、園庭を走るだけではなく、何度か都田南小学校に出かけ校庭を走る経験をしてきました。最初は、嫌だな…と思いう子もいましたが、回数を重ねる毎に走ることが楽しくなった子もいたようです。当日、4歳児のAちゃんが1週走ったところで立ち止まってしまいました。私が「Aちゃん一緒に走ろう」と声をかけると手をつないで走り始めました。途中で「Aちゃんなら頑張れるよ。最後まで一緒にいるから、青いコーンからは手を離して一人で走れる?」と声をかけると頷き最後まで走りきることができました。ゴールした時は満面の笑みで満足でした。途中転んでしまった子どもが数人いましたが、自分で立ち上がりその後走り始める姿やその表情にたくましさを感じました。私たち保育者は、その時のこどもの気持ちに寄り添って必要な援助をする様にしています。しかし、様子を見てこども自身で解決できると判断した時には見守るようにしています。こども一人ひとりの気持ちや思いを受け止めその子に合わせて援助をしています。保護者の皆さまも子育て中にどの様に声をかけたら良いのか,関わったら良いのかと迷うことがあるのではないでしょうか。先日の5歳児の懇談会での座談会の時に、就学に向けて心配なことで、マイペースのこどもの関わり方についての話題になりました。「一人ひとりには個人差があるから焦らないで一緒に取り組んで、その子のやろうとする時を待つようにしている」とお話してくれた方がいらっしゃいました。桜ヶ丘でも、同様に考えています。一人ひとりを丁寧にあたたかいまなざしで,保育していきたいと思います